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ケプラー78b : ウィキペディア日本語版
ケプラー78b[けぷらー78びー]


ケプラー78b(英語:Kepler-78b)とは地球から見てはくちょう座の方向に400光年彼方にある太陽よりやや小ぶりな恒星ケプラー78公転している太陽系外惑星である〔〔。地球と同等サイズの岩石惑星とされており、このような種類の惑星が発見されたのは初めての事である〔。

== 組成と特徴 ==

ケプラー78bは半径が地球の約1.2倍、すなわち体積(球の体積は半径の3乗に比例する)は地球の約1.7倍となる。その後、アメリカスイスの観測チームがそれぞれ別の望遠鏡による分光観測によって主星のケプラー78がケプラー78bの重力でわずかに振動する様子(いわゆるドップラー効果)を調べたところ、ケプラー78bは質量が地球の約1.7倍である事が判明した〔。体積と質量の値がほぼ一致するという事は組成が木星土星のようなガスで出来たガス惑星ではなく、地球のような岩石で出来た岩石惑星である事が初めて証明された〔。これほど地球に組成が似た太陽系外惑星はケプラー78bが初めてである〔。その後の観測で質量は地球の1.86倍、半径は1.173倍で最終的な体積は地球の1.614倍になった〔。しかしケプラー78からわずか0.0089AUの距離をわずか8.5時間で公転している為、表面温度は1500~3000Kにもなるとされている〔。ケプラー78からの潮汐力を受け、内部に膨大な熱が発生し、表面は溶岩に覆われた灼熱の環境になっているとされている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ケプラー78b」の詳細全文を読む



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