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ケプラー望遠鏡 : ウィキペディア日本語版
ケプラー (探査機)

ケプラー ()は、地球型の太陽系外惑星を探すためにアメリカ航空宇宙局 (NASA) が運用している宇宙望遠鏡であり、ディスカバリー計画の10番目の衛星である。主製造業者はボール・エアロスペース社である。ケプラーは2009年3月6日に打ち上げられた。3年半にわたって10万個の恒星の明るさを測定し、トランジット法により、惑星が主星を隠す時に生じる周期的な明るさの変動を検出した。
NASAは、2013年8月15日に、ケプラー衛星の姿勢制御系のトラブル(姿勢制御用のホイール4つのうち2つが故障)が復旧できないため、主観測ミッションを終了したことを発表すると共に、残された2基のホイールのみを使って行える科学観測の提案を募集した。
その結果、2014年5月末から太陽光圧を姿勢制御に取り入れた「K2ミッション」を始めた。
== 本体 ==
ケプラーは、直径140センチの反射鏡と、その焦点面に設置された9460万画素のCCDカメラであるPhotometerを装備している〔宇宙望遠鏡「ケプラー」 〕。ケプラーの構造は、レンズと反射鏡を組み合わせたシュミット式の反射屈折望遠鏡であり、レンズのみを用いるケプラー式望遠鏡ではない。その意味で、ケプラー望遠鏡(Kepler telescope)と、ケプラー式望遠鏡(Keplerian telescope)とを、混同してはならない。
ケプラーのPhotometerは、225万画素 (2200×1024 pixels) のCCDが42基並べて搭載されており、合計すると9460万画素のCCDカメラに相当する。ただしこのCCDは写真撮影に使われるのではなく、星の光度変化の計測に使われる。
「ハッブル宇宙望遠鏡」の後継機として「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)」の打ち上げ計画もあるが、ケプラー望遠鏡はそれとは位置づけや目的が異なる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ケプラー (探査機)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kepler (spacecraft) 」があります。



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