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ブロック・ケベコワ
ブロック・ケベコワ(フランス語:Bloc Québécois)は、カナダにおける政党。カナダ連邦議会下院(庶民院)においてケベック地域の権益を代表するとともに、ケベック独立運動を背景として活動している。政治的立場は左翼・社会民主主義。略称はBQ。1991年創設。現在の党首はマリオ・ボリュー。日本語ではケベック連合とも訳される。その名の通り、ケベックのみで活動し、労働組合と地域住民を支持基盤としている。 ==概要== ケベック連合は、1990年のミーチレイク協定〔ケベック州が他州とは違う「独特な社会」であることを認める憲法改正を行うための協定。英語名は“Meech Lake Accord”。ケベック条項(ケベック州がカナダにおける「独特な社会」である旨の位置づけ)、移民条項(ケベック州を初めとした各州に移民の選択権を付与)、最高裁判所の構成変更(最高裁判事9名の内、ケベック州は最大3名まで指名できる)といった点を含んでいた。協定は英語圏諸州からの強い反発を受け、批准期限である1990年6月までに全州からの承認を得る事ができなかったため、廃案となった。岩崎正洋『政党システムの理論と実際』(おうふう)207P、脚注7より。〕破綻を受け、カナダ進歩保守党とカナダ自由党所属のケベック民族主義議員による院内会派として成立し、後に政党となった。ケベック州のフランス系カナダ人(ケベック人)を支持基盤とし、ケベック州の主権獲得を党是に掲げる。 同州はカナダ国内で2位の人口を擁し、結党以来十数年は順調に党勢を維持していたが、2011年5月2日の総選挙でケベック州内の選挙区で新民主党に大敗し、45議席を失い4議席を残す小政党となった。議席数並びに全国的な支持率はカナダ保守党・新民主党・カナダ自由党に次ぐ第四位。 2005年に保守党・新民主党と連携して自由党政権への不信任案を可決させるなど、少数派内閣の場合にはカナダ政界のキャスティング・ボートを握ることもあった。2008年10月14日の総選挙では全308議席のうち49議席を獲得したが、前述の通り2011年5月2日の総選挙で4議席のみの小勢力となり、公式政党〔カナダ議会下院で12議席以上を有する政党は公式政党の資格を有し、与党に対する質問の権利や調査スタッフに対する補助金などが与えられる。前掲 206P 脚注3〕としての資格を喪失。党首は辞任した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブロック・ケベコワ」の詳細全文を読む
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