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ウルトラマンの登場怪獣[うるとらまんのとうじょうかいじゅう]

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ウルトラマンの登場怪獣(ウルトラマンのとうじょうかいじゅう)は、特撮テレビ番組『ウルトラマン』に登場する架空の怪獣宇宙人、その他の生物の詳細を記述する。並び順は登場話数順。
== 宇宙怪獣 ベムラー ==
第1話「ウルトラ作戦第一号」に登場。
*身長:50メートル
*体重:2万5000トン
*出身地:M35星
「宇宙の平和を乱す悪魔のような怪獣」として恐れられている宇宙怪獣。全身にと鋭いが生え、小さな腕と長い尾を持ち、2足歩行を行う。青い光の球体へ変身して宇宙空間をマッハ1.3の速度で移動できるほか、水中でも活動できる。40万馬力の力を持つが、両手が退化しているために格闘は苦手である。武器は口から吐く青色の熱光線。
ウルトラマンによる宇宙の墓場への護送中に逃走して地球に飛来した後、竜ヶ森湖に湖底に潜んでいた。しかし、科学特捜隊の空と水中の両面から攻撃を仕掛けるウルトラ作戦第1号により湖の外へ燻り出され、その際にハヤタの乗るS16号も地上に引きずり上げて破壊しようとするが、ハヤタは直前でウルトラマンに変身。そのままウルトラマンと戦い、最後は青い球体になって逃亡を企てるもスペシウム光線を受けて撃破される。
*スーツアクター:荒垣輝雄〔『キャラクター大全ウルトラマン全調査報告』(講談社、2012年、ISBN 978-4-06-218128-0)及びオープニングクレジットより。〕
*小学館の書籍『ウルトラマンひみつ大百科』では怪獣墓場に護送されていた際の様子が描かれており、隙を見て逃走したベムラーは、ウルトラマンの友人であるウルトラマンクロードを殺害。ベムラーは地球へ逃亡し、クロードからベータカプセルを託されたウルトラマンで原典の第1話に繋がる。
*名前はウルトラマンの企画段階での名称「科学特捜隊ベムラー」に由来する。
*スーツの素材はプールでの撮影を想定し、水を吸うウレタンではなく発泡性ゴム素材のフォームラバーが使用されている。腕部はスーツアクターの腕が入らないサイズであり、なるべく人間が入っているということを隠すためにその細さを強調しているとされる。デザイナーの成田亨は、スーツアクターが腕を上げて入り、頭部の角を動かすという案も想定していた。
*脚本ではウルトラマンと戦った末に青い球体で逃亡を図り、そこで力尽きる予定だった。
*青色熱光線は『ウルトラマンM730 ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑』にて「ペイル熱線」と名付けられた。
*『ウルトラマンティガ』に登場するヤナカーギー、『ULTRAMAN』に登場するビースト・ザ・ワンのモデルであり、『ティガ』でヤナカーギーが封印されていた場所は、ベムラーが出現する場所と同じ竜ヶ森湖となっている。また、『ネオ・ウルトラQ』でニルワニエが向かう場所も竜ヶ森である。
*『ウルトラQ』と『ウルトラマン』の間の出来事を描いた円谷プロ公認のPCゲーム『ウルトラ作戦 科特隊出動せよ!』第5話「龍伝説を追え」に登場する女神竜ミドのボディはベムラーに近いものになっており、造形を担当した稲田嘉秀もミドを造りながら「ミドはこの後、ベムラーになった」と自分でイメージしながら造った旨を語っている〔B-club 83 octobr 1992〕。
*『ウルトラマンティガ』第49話のEDにも登場(映像は本作の流用)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウルトラマンの登場怪獣」の詳細全文を読む



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