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ケンタウルスオオカブト属 (''Augosoma'') は、昆虫綱甲虫目カブトムシ亜科に属する分類群。 ケンタウルスオオカブト属はアフリカで唯一の大型種カブトムシを擁するカブトムシ亜科の属である。アフリカ大陸中西部に生息している。 クワガタムシ科の大型種などの大型のコガネムシ上科の昆虫は、幼虫がまとまった量のある腐植質を主食とし、雄成虫が糖分の多い餌のある場所を防衛して雌を獲得するという似たような生活史戦略やニッチを持つ。そのためこれらは互いに生態学的に競合しあう面があると言われている。アフリカ大陸で、こうした超大型のコガネムシ上科の昆虫はゴライアスオオツノハナムグリなどの大型ハナムグリ類が繁栄しており、カブトムシやクワガタムシの超大型種が少ないのはこうしたことが原因とする説がある。 体色は褐色で、光沢がある。頭角には1本の、胸角には基部に左右1対の突起がある。胸角は先が分かれており、頭角より長くなることもある。 成虫の寿命は短く、数ヶ月程。それもあって、飼育も難しいとされている。 また、現地民は本種を食用にする場合もあるという。 == 種 == ; ケンタウルスオオカブト ''Augosoma centaurus'' Centaurus beetle : 治安が比較的安定しており、採集環境の整ったカメルーン産のものがよく見られる。ギリシャ神話のケンタウルスから。 ; ニセケンタウルスオオカブト(ガボンオオカブト) ''Augosoma hippocrates'' : ガボンに生息している。7cmとそこそこの体長はあるものの、知名度はあまりない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ケンタウルスオオカブト属」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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