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ケートス
ケートス()はクジラ類やアザラシなどの「海獣」を意味するギリシア語だが、ギリシア神話においては本来の姿をやや離れ、一種の怪物として登場する。 ラテン語化されたケートゥス()の形で参照されることも。 == 概要 == 鯨やイルカのような大きく膨れた胴体に犬の頭部を持ち、下半身は魚。尾鰭は扇形で二つに割れている。出自についてはゼウスないしポセイドーンによって作られたとも、テューポーンとエキドナの間に生まれた〔久保田悠羅、F.E.A.R. 『ドラゴン』 新紀元社〕とも言われており、伝承によって差異がある。 最も有名なエピソードにおいては、ケートスはポセイドーンによって作り出され、エチオピア人の王国を崩壊させるために送り込まれる。王妃カッシオペイアは、自らの美貌を誇示し、女神ヘーラーや海のニュムペー達よりも美しいと吹聴したため、ポセイドーンの怒りをかった。ポセイドーンが仕向けたケートスを鎮めるには、娘のアンドロメダーを生贄にするしかなく、アンドロメダーは鎖に繋がれ、海外の岩に縛り付けられた。束縛されたアンドロメダーがケートスに喰われようとした所に、メドゥーサを退治した英雄ペルセウスが通りかかった。ケートスはペルセウスが掲げたメドゥーサの首によって石と変えられ、アンドロメダーは救われ、ペルセウスの妻となったという。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ケートス」の詳細全文を読む
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