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ケーニッヒウルフ (KÖNIG WOLF) は、玩具メーカータカラトミー(旧トミー)より販売されている『ゾイド』シリーズのひとつ。また、その背景設定に登場する架空の兵器。本項では強化機のヘビーアームズケーニッヒウルフなど機体バリエーションの概要も記載。 == 機体解説 == 「王狼」の名を持つヘリック共和国軍のオオカミ型高速ゾイド。 西方大陸戦争においてもさまざまな戦線に配備され、活躍したコマンドウルフは激化する戦闘と新型の強力ゾイドの登場に、旧世代機と化しつつあった。後継機として開発されたシャドーフォックスは高い基本性能を実現したものの、ベース野生体の個体数の少なさから本格的な量産には不向きであり、共和国軍では更なる後継機の開発が迫られていた。そんな中、帝国からライガーゼロを奪取した共和国軍はそのCASに着目し、コマンドウルフにも転用すべく開発計画を立ち上げたが、これはコマンドウルフの機体完成度の高さ故に設計段階で最新の拡張システムを対応させる事ができなかったことから、コマンドウルフの後継機開発は一時凍結された〔電撃ホビーマガジン2002年1月号「SMACK ZOIDS」Bパートより〕。 その後、遺跡調査隊によって西方大陸産の巨大オオカミ型野生体が発見・捕獲された事と〔、ライガーゼロがその性能こそ高く評価されたものの、野生体確保の観点とCASの採用からブレードライガーの3倍以上というコスト高を招いていた事から〔小学館「ゾイド公式ファンブック3」より〕、それに代わる量産機としてこのケーニッヒウルフが選定され、開発計画は再び大きく進展する運びとなった。 完成したケーニッヒウルフはCASこそオミットされたものの、野生体本来の生命力を尊重した機体構成は引き継がれ、パワー・機動力でゼロに匹敵する性能を獲得〔。 暗黒大陸侵攻作戦の繰上げにより基本構造やコンバットシステムはコマンドウルフから流用することとなり〔2001年配布店頭小冊子「ゾイドグラフィックスVol.01」より〕、そのため有り余るパワーが機体の異常加熱を引き起こす危険性が露呈したものの、これは冷却用ファンを背部に装着する事で対処された。 最大の武器は、機体の全電磁エネルギーを牙に集中して敵を噛み砕き、さらに内部回路をも破壊する〔月刊コロコロコミック2001年10月号より〕必殺技「エレクトリックファンガー」で、高い威力を持つものの、冷却ファンをもってしてもオーバーヒートによる一時的な機能停止に陥る恐れがあるため多用はできない〔。尚、ノーマル状態の主兵装としては電磁波の爪エレクトロンストライククローを備える〔。 頭部ヘッドギアはコクピットの安全性を高めるとともに、暗視カメラや赤外線スコープといった最新鋭装備を内蔵、光学迷彩機を捕捉可能〔ただし、ヘッドギア使用中は視界が狭まるため、近距離を高速移動する光学迷彩機を捉えるのは難しい欠点がある〕な強力な索敵装置で、通称「ステルスキラー」と呼ばれる。また本体に火器は搭載されていないが、スコープと連動するオプション兵装としてデュアルスナイパーライフルとAZ5連装ミサイルポッドが用意された。自身のステルス性能も共和国の高速ゾイドではシャドーフォックスに次いで最も優れる〔ゾイド公式ファンブック4の評価値より〕。 現時点でも充分な戦闘力を発揮するが、基本構造やシステムを見直し本来の巨体に合わせ再設計すれば、さらなる性能向上が望める機体とされる〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ケーニッヒウルフ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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