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ゲラーノール : ウィキペディア日本語版
ゲラーノール
ゲラーノール()は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してゲラノルとも表記される。
アルゴスの王クロートポスの子ステネラースの子〔パウサニアス、2巻16・1。〕。ダナオスアイギュプトスの息子たちから逃げてアルゴスにやって来たとき、ダナオスに王権を譲った〔アポロドーロス、2巻1・4。〕。あるいはダナオスとの戦争に敗れ、王権を失った〔。
パウサニアスによると、ゲラーノールとダナオスは演説して自らの正当性を主張し、アルゴスの人々に判断を求めた。しかし人々には判断できなかった。すると翌朝、人々は1頭の狼が城壁の外で牛の群れを率いる1頭の牡牛と戦うのを見た。人々は狼がダナオス、牡牛がゲラーノールを象徴していると思われたので、狼が牡牛をしとめたとき、ダナオスをアルゴス王とする裁定を下した。そこでダナオスはあの狼をアポローンの使者と考え、アポローン・リュケイオス(狼を御すアポローン)の聖域を創建した〔パウサニアス、2巻19・3~19・4。〕。
== 脚注 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ゲラーノール」の詳細全文を読む



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