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コエンティーズ・スリップ : ウィキペディア日本語版 | コエンティーズ・スリップ
コエンティーズ・スリップ (Coenties Slip) またはコエンティーズ停泊所は、ニューヨーク市マンハッタン区フィナンシャル・ディストリクトの中心にある、かつて存在した人工の入り江、現在は埋め立てられた歩道である。この入り江はイースト川から市街へと引かれており、荷積み・荷降ろしのために船舶が停泊できるようになっていた。この入り江は1835年に埋め立てられ、現在は歴史的な歩道となっている。この歩道はパール・ストリートと直交して行き止まりになっており、元々は今よりさらに東へサウス・ストリートまで3ブロック (585.6 Feet) の区間に渡っていた。ニューヨーク市の初代の市庁舎はかつてコエンティーズ・アレイ (Coenties Alley) とパール・ストリートの角、コエンティーズ・スリップのすぐ北に所在していた。現在は超高層ビルに囲まれているが、この歩道沿いには19世紀の建物が現在も並んでおり、スモール・ビジネスのオフィスとして用いられている。 これらの超高層ビルの建設に伴って、ウォーター・ストリートとフロント・ストリート (en)、およびフロント・ストリートとサウス・ストリートの間の通りは、ビルの敷地として埋められることとなった。55 ウォーター・ストリートの一部およびニューヨーク・ベトナム戦争退役軍人記念碑 (en) の一部はかつてのコエンティーズ・スリップの上に建てられている。コエンティーズ・スリップおよびコエンティーズ・アレイの名前はともにConraet Ten Eyckおよび彼の妻Antjeのから付けられている。 == 発音 == 2003年、Gerard Wolfeによりコエンティーズ (Coenties) の発音は であると調査、報告された〔Wolfe, Gerard R. ''New York, 15 walking tours: an architectural guide to the metropolis'' (2003), p. 60.〕。それ以前の報告では、 (1896)〔Earle, Alice Morse, "The Stadt Huys of New Amsterdam," Half Moon Series, Vol 1, No 1 (1896), p. 4.〕、 (1917)〔Miller, Alice Duer, "The Happiest Time of Their Lives," ''The Century '', Vol. 95, No. 1, November 1917, p. 23.〕、および (1908)〔Phyfe, William Henry Pinkney, ''Twelve thousand words often mispronounced'' (1908), p. 562.〕という発音がある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コエンティーズ・スリップ」の詳細全文を読む
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