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コガネシマアジ はアジ科に属する熱帯海水魚。インド太平洋の沿岸に分布する。幼魚は金色で黒い横縞があるが、成魚は銀色で縞は消える。幼魚は群れで大型魚に付いて泳ぐ。餌は底生の無脊椎動物や小魚。幼魚は観賞魚として取引される。成魚は食用として扱われる。 ==分類== 種記載は1775年、スウェーデンの博物学者Peter Forsskålが行った。当時アジ科は認識されておらず、サバ属 (''Scomber'') とされた。記載は紅海に面するサウジアラビア・ジッダより得た個体に基づいた。ホロタイプが失われたため、1999年Ronald Frickeによりネオタイプが指定されたが、これは無効とされている。本種はその後ギンガメアジ属''Caranx''に移され、さらにオランダの魚類学者Pieter Bleekerによって"歯のない顎"を意味する''Gnathanodon''属が設けられ、そこに移された〔。 種小名の''speciosus''はラテン語で"美しい"を意味する。記載論文の中で''Scomber rim, speciosus''・''Scomber speciosus''の2つの種小名で言及されているが、'rim'はアラビア語名の転写であると思われるため、前者は下位同物異名とされる。他にもICZNの規約を満たさない7つの下位同物異名がある〔。 英名としては'golden trevally'の他に'banded trevally'・'king trevally'、ハワイでは'yellow ulua'・'papio'とも呼ばれる。 具志堅宗弘による、骨学に基づいたアジ科の系統解析によると、本種はギンガメアジ属 (''Caranx'') と単系統群を 構成すると考えられる。分子系統解析は未だ行われていない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コガネシマアジ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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