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ココヤシ
ココヤシ(学名:''Cocos nucifera'' L.)は、単子葉植物ヤシ科の高木である。おそらくヤシ科植物の中で最も有名で、最も利用価値が高い。単にヤシと言えばこれを指す。果実はココナッツとして有名であり、他にも多方面で利用価値が高く、世界中の熱帯地域で栽培されている。 == 特徴 == 樹高は大きいもので約30メートルにまで成長する。幹はまっすぐには直立せずやや斜めに伸び、途中がよく屈曲する。葉の長さは5メートルにもなる羽状複葉で、基部から先端まで細長い小葉を両側に着ける。葉は幹の先端部に集まり、その部分には葉の付け根とそこから出る繊維が密集する。それより下では比較的滑らかな樹皮が露出している。 雌雄同株で大きな円錐花序を着け、その先端部は雄花で、基部に雌花をつける。果実は熟すと30センチメートル程にもなり、やや先がとがった楕円形で、緑色。その外側は丈夫な繊維を含む厚い層からなり、その内側に非常に固い殻に包まれた種子がある。果実は海水によく浮かび、遠距離への種子の散布が可能である。 ポリネシアから熱帯アジアが原産とされるが、現在では世界中の熱帯地方で栽培されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ココヤシ」の詳細全文を読む
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