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コゴメミズ : ウィキペディア日本語版
コゴメミズ

コゴメミズ (''Pilea microphylla'') は、イラクサ科の植物でごく小さな多肉質の草。日本では帰化植物で、沖縄ではごく普通に見られる。
== 特徴 ==
小柄な1年性から越年性の草本〔以下、主として初島(1975),p.232〕。多汁質の植物で、枝先は横に広がる〔清水編(2003),p.43〕。茎は直立、または斜めに立ち、高さ5-10cm程度にしかならない。茎は無毛でやや多肉質、緑色か紫を帯び、よく枝分かれして、稜がある。葉は対生で茎に2列をなしてつく。葉は大きさに差がある。大きい葉はやや楕円形で、長さ5-6mm、葉身より短い葉柄がある。これに対生する葉は長楕円形からへら形でやや小さい。いずれにしても葉身は緑色で、縁は滑らか。葉の表では、中肋に垂直な長さ0.3mmほどの白いウジ虫状の隆起した結晶線があって、結晶線の間には鐘状体が点在する〔清水編(2003),p.43〕。小さい葉は上記の葉の半分の大きさしかなく、節の部分に出る短枝に束になって生じる。ただし葉の大きさや葉の厚み、草質などには変異が多い。
雄花と雌花の区別があり、雌雄同株、あるいは異株。どちらの性の花もごく小さく、葉腋から出た短枝に数個ずつ生じる。花色は緑か紅色を帯びた緑で径1mm。花被片は4個で、長さは1mmに満たない〔以下、清水編(2003),p.43〕。雌花では花被片は卵形で先端が尖る。痩果は卵形で2稜があり、扁平で長さ0.5mm、花被片より長くて結晶線がある

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「コゴメミズ」の詳細全文を読む



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