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コシヒカリは、日本のイネの品種名および銘柄名〔日本国内における米の品種名表示で「越光」と表記した場合にはJAS法違反となる。中国への輸出などで、漢字(中国語)で表す場合は「越光」と書くことが多いが、「越光」は中国国内で商標が取得されているため、輸出コシヒカリには事実上「越光」は使用できない。〕。科学的にも種苗法上でも〔4 コシヒカリBLの品種名に係る法律上の規定 (新潟県)〕コシヒカリとは異なる品種であるコシヒカリBLも「コシヒカリ」との銘柄で販売されている。 == 概要 == 福井県で誕生した米の代表格である。 コシヒカリという品種は1つであるが、コシヒカリという銘柄(消費者が買う段階の商品名)にはコシヒカリ(品種)と多数の品種を含むコシヒカリBLという品種群が含まれる。現在、「新潟県産コシヒカリ」という銘柄は、9割以上がコシヒカリBLという品種群であり〔農業を支える基盤リソース-遺伝資源- (農林水産省 農林水産研究開発レポート)〕、コシヒカリ(品種)とは異なる。 コシヒカリ(品種)は、昭和から平成にかけて、福島県、新潟県以南の日本各地で栽培される品種である〔農業・食品産業技術総合研究機構 - 2005年(平成17年)「コシヒカリ(越南17号)」の都道府県別作付面積 〕。1956年(昭和31年)、水稲農林100号「コシヒカリ」として命名登録された〔 品種情報:越南17号 コシヒカリ (イネ品種・特性データベース)〕。1979年(昭和54年)から作付面積1位を続け、2005年には作付比率38%であった〔統計資料では、直近のデータである2005年(平成17年)まで作付面積1位を続けている。コシヒカリの作付面積 〕。 米の粘りが強く食味に優れる品種であるが、栽培上は倒伏しやすい、いもち病などに弱いなどの欠点も併せ持つ〔来歴・特性概要・奨励品種採用の理由 〕。 また、新潟県魚沼地域がコシヒカリBLの一大産地として広く知られており、超高級ブランド米の格付けをされ全国に出荷される。 さらに近年では海外での日本食ブームもあり、アメリカ カリフォルニアでもコシヒカリの栽培が行われている。 コシヒカリと 言う名前の由来は、 北陸地方の国々を指す「越の国」と「光」の字から「越の国に光かがやく」ことを願って付けられた名前であると言われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コシヒカリ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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