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コシンジュガヤ
コシンジュガヤ ''Scleria parvula'' Steud. は、カヤツリグサ科に属するひょろ長い草。他の草に紛れ、もたれかかるように伸び、なかなか目につかない。 == 特徴 == 細身の一年生草本〔以下、記載は主に星野他(2011)p.536〕〔谷城(2007)は多年草としている〕。地下茎は発達せず、根本から複数の茎が出る。根は髭根状で短く、濃赤紫色〔牧野(1961),p.776〕。草丈は30-50cmに達する。葉は根出状、および茎から生じ、線形で幅が3-5mm、先端は尖る。葉鞘は緩く茎を包み、、その中から花序が出る。また幅広い翼がある。 茎の上の方に3-6個の分花序を生じ、まばらに小穂をつける。花期は8-10月で、小穂には雄性と雌性の区別があり、雄性小穂は先端に、その基部に雌性小穂が生じ、それらをつける枝は細長く伸びてやや垂れる〔谷城(2006)p.116〕。果実が熟すると身辺を押しのけて露出する。痩果は球形で直径2mm、熟すると白くなり、全体に光沢を持つ。その表面には細かな格子紋があり、まばらに毛がある。基部は三裂し、各裂片は広卵形。柱頭は3個。 名前はシンジュガヤに似て、より小さい事から〔牧野(1961),p.776〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コシンジュガヤ」の詳細全文を読む
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