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世界コスプレサミット(せかいコスプレサミット、World Cosplay Summit、WCS)とは世界コスプレサミット実行委員会が開催しているコスプレの世界最大のイベントである。日本と世界各国のコスプレイヤーとの交流、および日本漫画の人気を認識することを目的とする。開催を重ねるごとに参加国が増え、世界各国からの取材がある。 2003年にテレビ愛知が初開催、2006年から日本の外務省が後援し、2009年度からは主催者である実行委員会の構成員となった。2006年からは外務大臣賞が授与されている〔「広報外交文化」 日本国外務省のサイト。2011年10月閲覧。〕。2007年、国土交通省が所管するビジット・ジャパン・キャンペーンの一環として認められた。2009年には外務省、名古屋市、名古屋観光コンベンションビューロー、テレビ愛知、中部国際空港、大須商店街で構成される世界コスプレサミット実行委員会を設立した。2012年より実行委員会に株式会社WCSが加わり、2013年からは株式会社WCSが主体となりイベント運営を行っている。 == 歴史 == ; 2003年 : 10月12日、初めての開催となる「世界コスプレサミット2003」を開催。会場は名古屋市中区大須・ローズコートホテル。ゲストにコメディアンのコージー冨田を迎えた。イタリア、ドイツ、フランスの3か国から5名の海外コスプレイヤーを招聘。各国代表によるパネルディスカッション、撮影会、交流会を実施、国内外から注目を集めた。 ; 2004年 : 8月1日、「世界コスプレサミット2004」を開催。4か国計8名の海外コスプレイヤーが参加。会場は大須。テレビ愛知局内・スタジオ会にて、代表国参加者によるコスプレ事情の紹介とディスカッション。撮影会、交流会を実施。「神社仏閣、電脳街、若者からお年寄りまで集う商店街」といわれる名古屋・大須商店街でコスプレイヤー100名が参加し、初の「大須コスプレパレード」を実施した。 ; 2005年 : 7月31日・8月7日、「世界コスプレサミット2005」を開催。「愛・地球博」EXPOドームで、初めての「世界コスプレチャンピオンシップ」が開催された。3,000人の観客が見守る中、7か国参加によるパフォーマンスコンテストが行われ、総合優勝はイタリア代表が選ばれた。また司会進行として篠原ともえ、司会進行補佐として古谷徹(声優)がガンダムのアムロ・レイのコスプレで登場、以降司会進行補佐としてチャンピオンシップに登場。 ; 2006年 : 8月5・6日、「世界コスプレサミット2006」を開催。外務省、国土交通省から後援を受け、世界9か国が参加。会場は名古屋市東区東桜のオアシス21。「世界コスプレチャンピオンシップ」では、初参加のブラジルが優勝した。 ; 2007年 : 8月4・5日、「世界コスプレサミット2007」を開催。会場はオアシス21。タレントの中川翔子がコスプレ親善大使に任命され、各国代表者と共に外務省・愛知県庁を表敬訪問した。メキシコ、韓国、デンマークが加わり、12か国までネットワークが広がった。10,000人を集めた「世界コスプレチャンピオンシップ」は、ハイレベルなパフォーマンスが繰り広げられる中、フランス代表が初勝利。 ; 2008年 : 8月2・3日、「世界コスプレサミット2008」を開催。ゲストコメンテーターの加藤夏希と各国代表者が外務省を表敬訪問した。世界13か国が参加。「大須コスプレパレード」では300名が集まり、100メートルに及ぶ長い行列が出来上がった。「世界コスプレチャンピオンシップ」では、2006年に続いて2度目となるブラジル代表が優勝。 ; 2009年 : 8月1 - 3日、「世界コスプレサミット2009」を開催。オーストラリア、フィンランドが加わり世界15か国から計30名が参加。1日午前に行なわれた錦通でのプレミアムパレードには河村たかし名古屋市長が参加した。また、今年はチャンピオンシップの日本代表選考会を本選と同日の8月2日にサンシャイン栄で開催したのち、チャンピオンシップ本選をオアシス21で開催した。チャンピオンシップは、同日の代表選考会で優勝した日本代表が「戦国BASARA」のコスプレで初優勝を果たした。また8月3日には2004年以来となるシンポジウムが名古屋大学で開催された。 ; 2010年 : 7月31日・8月1日、「世界コスプレサミット2010」を開催。参加したのは、15か国から計30名のコスプレーヤー。過去最高となる15,000人の来場者が訪れたチャンピオンシップでチャンピオンに輝いたのは、イタリア代表の2人。「ゼルダの伝説」のコスプレで電子的なテクニックを使い観客を盛り上げた。 ; 2011年 : 8月6・7日、「世界コスプレサミット2011」を開催。史上最多世界17か国の代表コスプレーヤーがパフォーマンスを披露する世界コスプレチャンピオンシップ2011において、ブラジル代表のマウリシオ兄妹が世界一に輝いた。この2人は2006年に続き2度目の世界一で、ブラジルが2006年、2008年に続き3度目の優勝を飾った。 ; 2012年 : 8月4・5日、「世界コスプレサミット2012」を開催。10周年記念大会。参加国にイギリス、ロシア、インドネシア、見学参加国に香港と台湾が新しく加わり全部で22の国と地域となった。アニメソングのライブを行うなど、10周年を祝うイベントも開催された。世界コスプレチャンピオンシップでは、2009年に続き日本代表が優勝の栄冠を掴んだ。 ; 2013年 : 8月2・3日、「世界コスプレサミット2013」を開催。見学参加国として新たにベトナムとフィリピンが加わり、24の国と地域が参加した。イベントは地元と海外ボランティアの協力により2009年から行われているが、同じくボランティア団体である、おもてなし学生実行委員会が発足した。10年間に及ぶテレビ愛知事業部の主催を離れて、独立した会社により初めて運営された年となった。 ; 2014年 : 7月26日 - 8月3日、「世界コスプレサミット2014」を開催。新たにクウェートとポルトガルが見学参加国として加わり、26の国と地域が参加した。集客動員数は全世界で120万人を超える。中部国際空港でオープニングイベントが開催された。8月1日、前夜祭として名古屋市公会堂でNAGOYAアニソンフェス2014(有料)を開催、藍井エイル、奥井雅美、LiSA、May'nらが登場した。また、チャンピオンシップを初めて屋内(愛知芸術文化センター・コンサートホール)で開催した。昨年までの会場であるオアシス21も会場として利用し、ゲスト声優のトークショーを行いながらチャンピオンシップのライブビューイングを行うなど、多くの観客・コスプレイヤーで賑わった。 ; 2015年 : 7月25日 - 8月2日、「世界コスプレサミット2015」を開催。新たにカナダ、スウェーデンが見学国として加わり、28の国と地域が参加した。ラグーナテンボス(ラグーナ蒲郡)でオープニングイベントが開催され、博物館明治村では開村50周年記念コスプレイベントが開催された。チャンピオンシップについては、昨年より大きな愛知芸術文化センター・大ホールで開催した。ナゴヤアニソンフェス2015は、GARNiDELiA、分島花音らを迎え、チャンピオンシップ翌日に開催された。例年の会場であるオアシス21では、昨年同様ゲスト声優のトークショーを行いながらチャンピオンシップのライブビューイングを行うなど、多くの観客・コスプレイヤーで賑わった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「世界コスプレサミット」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 World Cosplay Summit 」があります。 スポンサード リンク
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