|
コンタクトレンズ (''Contact lens'') とは、角膜に接触(コンタクト)させて使用するレンズの形態をした器具である。〔http://www.eyes-and-vision.com/eye-glasses-or-contact-lenses-for-vision-disorders.html〕 == 分類 == thumb 性能、使用目的、効果等により分類できる。日本の医薬品医療機器等法の類別に着目した場合、以下のようなものがある。 ; 視力補正用レンズ : 近視、遠視、乱視などを補正するための医療機器である(クラスIIIに該当)。同じく視力補正のために用いられる眼鏡との最大の違いは、コンタクトレンズは角膜の上に直接乗せ接触させる点である。材質によりハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズに区別することができる。 : 日本における医療機器のクラス分類告示によれば、中分類名としての視力補正用レンズには下記の治療用コンタクトレンズ等も含まれるが、一般的名称(細分類)としての視力補正用レンズには、次のものがある。 : * 再使用可能な視力補正用コンタクトレンズ : * 再使用可能な視力補正用色付コンタクトレンズ : * 単回使用視力補正用コンタクトレンズ : * 単回使用視力補正用色付コンタクトレンズ :: 薄いブルーなどの色付きのレンズは、まぶしさを軽減させるためではなく、取り扱い時の視認性を向上させるためのものである。 : * コラーゲン使用眼防護具 :: 角膜を保護するために眼にのせるコラーゲン製の角膜シールド : * 角膜矯正用コンタクトレンズ :: オルソケラトロジー治療に用いられるコンタクトレンズ : * 網膜電位計用角膜電極 :: 網膜電位の測定時に電位信号を伝達するため、角膜表面または角膜近傍の粘膜に接触して使用する電極である。 : * 眼科手術用レーザーレンズ :: 眼科手術用レーザとともに使用するレンズをいう。通常透明の物質で、眼球、眼窩又は周辺の皮膚の組織を凝固又は切断するために用いるレーザ光の治療部位へ導光するために用いられるものである。 : * 検査用コンタクトレンズ(単回使用) :: 特定の眼科疾患又は状態の診断を支援するために用いる、眼の前面に装着するコンタクトレンズのうち、単回使用のもの ; 治療用コンタクトレンズ : 眼病の治療の目的で使用するものである。眼の保護、前房の封鎖、薬剤の送達、角膜曲率の変更、または網膜の治療での使用を目的とする。日本では、医療機器(クラスIII(高度管理医療機器))である。 ; 検査用コンタクトレンズ(再使用可能) : 単回使用のものは類別上「視力補正用」に位置づけられるが、再使用可能な検査用コンタクトレンズは、類別上は「検眼用器具」とされる。この「検眼用器具」には、検眼レンズや隅角鏡などが分類される。 ; 非視力補正用色付コンタクトレンズ(ファッション用カラーコンタクトレンズ) : * 再使用可能な非視力補正用色付コンタクトレンズ : * 単回使用非視力補正用色付コンタクトレンズ :: 非視力補正用色付コンタクトレンズは、視力の補正等を目的とせず、ファッションのために虹彩部分の外観上の色を変えることを目的とするコンタクトレンズである。他の視力補正用のコンタクトレンズも完全に無色透明なものは少なく、着け外しや手入れといった取り扱いの際にコンタクトレンズ自体を見やすくするために薄く着色されたものが多い。その場合添付文書の品名表示は「色付ソフトコンタクトレンズ」などとなっているが、これらは取り扱いの便のための着色であって瞳の外見を変えることを目的としていないので、通常カラーコンタクトレンズには含めない。カラーコンタクトレンズと言った場合は、取り扱いのために着色されたレンズは含まず、外観上の色を変えることを目的に濃く着色されたコンタクトレンズを指す。日本では一般に「カラコン」等と略される。ファッション目的であるため、日本においては以前は医療機器に該当しなかったが、カラコンの品質に起因すると想定される健康被害の報告等があったことをうけ、2009年11月以降「再使用可能な非視力補正用色付コンタクトレンズ」「単回使用非視力補正用色付コンタクトレンズ」として医薬品医療機器等法による医療機器になった。(規制の経緯については後述)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コンタクトレンズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|