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コントラバスクラリネット : ウィキペディア日本語版
コントラバスクラリネット

コントラバスクラリネット()は、クラリネット属の管楽器
== 楽器の構造 ==
コントラバスクラリネットは、非常に珍しいオクトコントラアルトクラリネットオクトコントラバスクラリネットを除き、一般的に用いられるクラリネット属の中で最も低い音域を担当する楽器の一つである。
一般的に使われている変ロ調(in B♭)のコントラバスクラリネットの場合、一般的にクラリネットと称されている変ロ調(in B♭)のソプラノクラリネットより2オクターブ低く、変ロ調(in B♭)のバスクラリネットより1オクターブ低い。
コントラバスクラリネットには最低音が記音E♭(変ホ)のものと、記音C(ハ)のものが存在する。アルノルト・シェーンベルクの5つの管弦楽曲ではイ調(in A)のコントラバスクラリネットが要求されるが、今までそのような楽器が存在したことはない。
4本のトリルキーが存在する他のクラリネットとは違い、コントラバスクラリネットには右手のトリルキーが1本だけしか付いていない。その1本だけ存在するトリルキーは、他のクラリネットの一番下のトリルキーと同じ役割を果たしている。近年に入ってトリルキーの改造に着手するメーカーも出現している。
コントラバスクラリネットは、ペダルクラリネットという名前でも知られている (ここでいう「ペダル」という語は、楽器のメカニズムではなく、「ペダルトーン」と同様、非常に低い音を意味する)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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