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対照実験[たいしょうじっけん] 対照実験(たいしょうじっけん)とは、科学研究において、結果を検証するための比較対象を設定した実験。コントロール実験とも呼ばれる。条件の差による結果の差から、実験区の結果を推し量る基準となり、実験の基礎となる。 == 方法 == 薬の臨床試験であれば、効果のない偽薬と、新たに開発した薬剤とを投与する2つの実験群をおくが、偽薬を与えられた方が対照実験となる。対照実験の対象となるグループをコントロールグループ(統制群)と呼ぶ。また、対照実験には陰性対照(ネガティブコントロール)と陽性対照(ポジティブコントロール)の二種類ある。いずれも結果があらかじめわかっている対照群であるが、前者は結果に影響を及ぼさないものであり、先の例では偽薬があてはまる。一方、陽性対照は効果があることがわかっている対照群であり、薬剤の例で言えば、既に臨床試験をクリアした(本試験対象の薬剤に期待される効果と、同種の効果が実証された)薬剤があてはまる。 また、PCRや菌検査にもネガティブ・コントロールやポジティブコントロールは用いられる。これは、増幅したDNAや、培養された微生物が、実験者のDNAや、空中落下塵によるコンタミネーションによらないことを証明するためである。ネガティブ・コントロールをNC、ポジティブ・コントロールをPCと略す
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「対照実験」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Scientific control 」があります。
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