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コンバットタロン : ウィキペディア日本語版
MC-130 コンバット・タロン[えむしー130こんばっとたろん]

MC-130 コンバット・タロンは、アメリカ空軍が運用するC-130H ハーキュリーズをベースに特殊作戦に従事するための改装が施された輸送機・特殊作戦機である。MC-130の「M」はMultimissionを意味する。
主たる任務に、敵地での特殊部隊の潜入・退去・補給、捜索救難活動の支援、心理作戦がある。
MC-130には用途を異にする幾つかのバリエーションがあり、MC-130E コンバット・タロン I(初飛行は1966年)、MC-130H コンバット・タロン II(同1990年)、MC-130P コンバット・シャドウ(同1987年)、MC-130W コンバット・スピアー(同2006年)の4つが知られている。
タロン(Talon)とは“かぎづめ”、シャドウ(Shadow)とは“影”、スピアー(Spear)とは“槍”のことである。
== 概要 ==

=== MC-130E コンバット・タロン I ===
MC-130Eは、1960年代の初期に開発され、HSLLADS高速低空空中投下装置)、電子戦機器、赤外線暗視装置、地形追随レーダーを装備し、地形追随飛行することで、敵の防空網を突破することが出来る。
また、フルトン回収システムを装備しており、これは僻地での救助、回収に用いられるもので、機首にV字型のアームを装備している。このためこの機体の判別は容易である。
MC-130Eが初めて投入されたのはベトナム戦争での「ストレイ・グース(迷えるガチョウ)作戦」で、単機での敵支配空域への潜入を成功させた。その後、パナマ侵攻湾岸戦争アメリカ軍アフガニスタン侵攻イラク戦争でも投入され、湾岸戦争、アフガニスタン紛争、イラク戦争ではBLU-82 デイジーカッターの投下や、CSAR(戦闘地域でのベイルアウトしたパイロットの救出)などに用いられた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「MC-130 コンバット・タロン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lockheed MC-130 」があります。



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