|
コンピュータプログラム(英:computer programs)とは、コンピュータに対する命令(処理)を記述したものである。 コンピュータが機能を実現するためには、CPUで実行するプログラムの命令が必要である。 コンピュータが、高度な処理を人間の手によらず遂行できているように見える場合でも、コンピュータは設計者の意図であるプログラムに従い、忠実に処理を行っている。実際には、外部からの割り込み、ノイズなどにより、設計者の意図しない動作をすることがある。また設計者が、外部からの割り込みの種類を網羅的に確認していない場合もある。 == 概要 == かつてのコンピュータでは、処理の手順を表すよう電気的配線を行うことによって、プログラムが作成された。これをワイヤードロジック(結線論理)方式という。この方法では、実行するプログラムを変更するたびに、配線の変更作業が必要となった。 一方現在では、プログラム内蔵方式が主流となっている。プログラム内蔵方式では、プログラムは記憶装置に符号化された状態で記憶される。プログラムの実行時には、中央処理装置が記憶装置の所定の番地から、命令を読み込むことで処理が行われる。現在最も普及している、プログラム内蔵方式のコンピュータは、ノイマン型コンピュータである。 プログラムを作ることをプログラミングと言い、プログラミング作業をする人をプログラマという。プログラムの作成には、まずコンピュータによる処理の手順を表にしたものを作成し、この手順書をアルゴリズムと呼ぶ。このアルゴリズムをコンピュータに理解できる人工言語を使って記述し、コンピュータに入力するのであるが、そのために用いられる言語をプログラミング言語と呼ぶ。非常に機械の動作に近い処理は機械語と呼ばれるバイナリを用いて記述されるが、そうでない場合は人間に理解しやすいように抽象化したプログラミング言語を用いて行われることが一般的である。これらを用いて記述されたプログラムの設計図をソースコードと呼ぶ。音楽の楽譜になぞらえて、計算機の算譜ということがある。 ソースコードは、それをコンパイルすることで、機械が解釈できる形のプログラムである実行ファイルを得ることができる。一方、コンパイルすることなく、プログラムを実行できる方式として、インタプリタによる方式がある。 プログラムは、実現する機能によって、コンピュータ自体の動作を制御するオペレーティングシステムなどのシステムソフトウェアと、表計算ソフトなど使用者が目的とする作業そのものを行うアプリケーションソフトウェアに大別される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プログラム (コンピュータ)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Computer program 」があります。 スポンサード リンク
|