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株式会社エディオン(英称:''EDION Corporation'')は、日本の家電量販店チェーン。かつては複数のチェーンブランドを展開する持株会社であった。売上高はヤマダ電機、ビックカメラグループ(コジマとの単純合算値)に次いで業界3位となっている。 == 概要 == 2002年(平成14年)3月に、中国地方を基盤とする株式会社デオデオと中部地方を基盤とする株式会社エイデンの共同で、エディオングループの持株会社として設立。2005年(平成17年)4月には近畿地方を基盤とする株式会社ミドリ電化を子会社化、2006年(平成18年)7月には関東地方を基盤とする石丸電気を関連会社化するなど、徐々に規模を拡大した。 2009年(平成21年)10月に事業子会社を東西2社に再編し、1年後にこの東西事業子会社を吸収合併して、一連の統合を完了した。一連の再編にあたっては併せて、「地域別ブランド」戦略を打ち立て、テリトリー外の店舗を本来の地域運営会社に移管させた。 東京証券取引所・名古屋証券取引所1部上場(会社コード2730)、本社は関西地域の基盤強化を目的に2007年(平成19年)1月から7月にかけて、愛知県名古屋市千種区から大阪府大阪市北区堂島に順次移転している〔当社本社事務所移転のお知らせ 株式会社エディオン・プレスリリース・平成18年11月6日〕。傘下には北陸地方と北海道に展開をしているサンキューがある。傘下を合わせて1,212店舗(2014年3月時点)を展開し、売上高はヤマダ電機、ビックカメラに次いで第3位である。 また2007年(平成19年)2月8日には、都市駅前型の業態を展開するためにビックカメラと業務・資本提携を行なった。最終的に経営統合を目指していたが、方向性の違いが明らかになったことから業務提携のみにとどまり、統合は白紙化された。その後、2年間の契約有効期限の満了をもって、ビックカメラとの業務提携を解消した〔資本業務提携契約終了に関するお知らせ エディオン・プレスリリース2009年2月6日〕。 過去には全国展開を進めるヤマダ電機など関東系家電量販店に対抗するために、2002年(平成14年)からエディオン・上新電機株式会社・株式会社ミドリ電化・サンキュー・株式会社デンコードーと業務提携、5社による「ボイスネットワーク」を結成し、オリジナル商品の企画・開発などを行っていた。しかし、2004年(平成16年)にエディオンとミドリ電化との経営統合が決定し、一旦残り3社との提携を解消。2007年(平成19年)2月には、株式会社サンキューの株式40%を取得し連結対象子会社とした。2006年(平成18年)には、家具の製造を行っているマルニグループの中核企業マルニ木工にも出資し、SPA化への意欲も見せた。 登記上本店があるエディオン広島本店本館の地は、源流会社の一つデオデオ(旧称・第一産業→ダイイチ)の創業地でもある。 2012年(平成24年)にヤマダ電機がベスト電器と資本・業務提携した。同年12月10日に公正取引委員会が、両社以外の店舗がない10地域の内8店舗の他事業者への譲渡を条件に合併を承認したのに伴い、2013年(平成25年)の9月から11月にかけて、ヤマダ電機とベスト電器から埼玉県秩父市・福岡県朝倉市・佐賀県唐津市・長崎県島原市・長崎県諫早市・熊本県人吉市に所在する6店を譲受した〔ヤマダ電機:九州など7店舗をエディオンに一括譲渡へ 毎日jp 2013年7月31日(2013年8月2日閲覧)〕。同時に種子島が問題解消地域となっている鹿児島県でベスト電器のフランチャイズ契約をしているカコイエレクトロと、2013年10月16日にベスト電器のフランチャイズ契約を解消した上で、エディオンとフランチャイズ契約を締結し〔カコイ、10月16日にエディオンとFC契約へ 南日本新聞 2013年8月1日(2013年8月3日閲覧)〕〔エディオンが7店舗取得 中国新聞 2013年8月2日(2013年8月5日閲覧)〕、同年10月25日から旧:ベスト電器の17店舗が「エディオン鹿児島」としてオープン(加世田店は12月オープン)した他〔ベスト電器:県内17店舗がエディオンにくら替え 運営はカコイが継続 /鹿児島 毎日jp 2013年10月26日(2013年10月28日閲覧)〕〔エディオン 鹿児島県内17店オープン 『南日本新聞』2013年10月25日(2013年10月28日閲覧)〕、「ベストファミリーショップ」として営業していた鹿児島県内の小型店8店はこれに先んじて同年10月1日からエディオンの店舗として営業している〔「エディオン鹿児島」17店、25日一斉オープン カコイエレクトロ 南日本新聞 2013年10月8日(2013年10月9日閲覧)〕。 2013年(平成25年)8月26日には株式会社LIXILグループと資本・業務提携を結ぶことを発表。同時に第三者割当増資を行い同年9月11日を以ってLIXILグループが株式を8.00%を保有する筆頭株主となった(現在は第2位株主)とともに〔エディオンの第三者割当、LIXILの払い込み完了 日本経済新聞 2013年9月11日(2013年9月13日閲覧)〕、エディオンは住宅リフォーム事業を強化する〔株式会社LIXILグループとの資本業務提携ならびに第三者割当による新株式発行及び自己株式の処分に関するお知らせ エディオン 2013年8月26日(2013年9月7日閲覧)〕〔エディオン、リクシルと提携 中国新聞 2013年8月27日(2013年9月7日閲覧)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エディオン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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