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コーナーキューブは、リトロリフレクターの一種であり、光や電波を反射する性質を持った3枚の平面の板を互いに直角に組み合わせ、立方体の頂点型にした装置である。コーナーキューブ・リフレクタとも呼ばれる。 平面の板は、光ならば鏡やガラス内面(プリズム)、電波なら金属板である。その内側に入射した光や電波は、平面で3回の反射を繰り返し結果、元来た方向へ帰る。 反射原理により、コーナーキューブ・ミラーやコーナーキューブ・プリズムとも呼ぶ。 ==原理== 簡単のため2次元の場合を考える。2枚の鏡を直角に組み合わせる。光が ''θ'' の入射角で鏡に入ると同じ角度 ''θ'' で出る。すなわち光は 2''θ'' 曲がる。それが2枚目の鏡に入る角度は R -''θ''(R = ''π'' / 2、すなわち直角)で、出る角度も R -''θ'' なので、2R - 2''θ'' 曲がる。合計すると 2''θ'' + 2R - 2''θ''、すなわち 2R となり、元来た方向へ戻る。 3次元、すなわち鏡3枚の場合はやや複雑だが2次元の場合と基本的に同じであり、上下左右どちらからの光も元の方向に戻る。この性質を再帰性反射という。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コーナーキューブ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Corner reflector 」があります。 スポンサード リンク
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