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コーヌスクローネ : ウィキペディア日本語版
コーヌスクローネ

コーヌスクローネ()とは維持装置としてクラスプ(バネ)を使わず、2重構造でできた冠を使った嵌め込み式の機構を用いた義歯の事である。テレスコープデンチャーの一種。コーヌス、コーヌステレスコープ、茶筒式義歯とも呼ばれる。クローネとはドイツ語でクラウン(冠)の事。狭義的にコーヌスクローネを用いた義歯の維持装置のみを指す事もある。
支台となる歯を形成し、その上に被せる金属の内冠を作成し、その内冠に適合する外冠を組み込んだ義歯を作成する。この内冠と外冠の軸面に6度のテーパーを付与してその接触による摩擦力を利用して維持装置とし〔、義歯を固定する。コーヌスクローネの理解は茶葉を入れる茶筒をイメージすると分かりやすい。茶筒は本体を強く振っても蓋は外れないが、蓋にゆっくりとした力を加えると簡単に外れる。コーヌスクローネも同じ原理を利用している。
保険が適用されない自由診療となる。
== 利点 ==

* クラスプ(バネ)がないため、審美性に優れる
* クラスプで固定する場合よりしっかりと固定され義歯の動揺が少ない
* 義歯全体を小さくする事が可能なため違和感が少ない
* 支台歯を負担がクラスプと比べて軽くなる(支台歯に側方力がかからない)
* 義歯を外した際の支台歯の清掃性が良い

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「コーヌスクローネ」の詳細全文を読む



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