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コーヒーノキ属 : ウィキペディア日本語版
コーヒーノキ

コーヒーノキ(コーヒーの木)は、アカネ科コーヒーノキ属(コーヒー属、コフィア属)に属する植物の総称で、主に栽培種(アラビカコーヒーノキロブスタコーヒーノキなど)を指す。また、多数の野生種がアフリカ大陸西部~中部からマダガスカル島と周辺諸島にかけて分布している。
常緑で光沢を帯びた葉と白い花をつけ、鮮やかな赤~紫または黄色の実をつける。種子からコーヒーの原料となるコーヒー豆が採れるため、商品作物として熱帯地方で大規模に栽培されるほか、観葉植物として鉢植えで利用されている。
== 特徴 ==

果実にカフェインを多く含み、古くから薬効を利用されていたと考えられている。また、果肉や葉にも若干含まれていて、これらも利用される事がある。
発芽から3~5年で、ジャスミンに似た香りの白い花を咲かせる。その後50~60年に渡り、コーヒーチェリーと呼ばれる果実を付ける。通常、赤または紫の核果で、黄色の品種もある。果実が成熟するまでには約9か月かかり、熟した果肉は甘く食べられる〔http://okinawa-coffee.seesaa.net/category/4358488-1.html コーヒーの実の果肉からジャムを作る〕が、量が僅かなので利用されていない。
果実の中には2粒の種子が向かい合わせに入っており、この部分がコーヒー豆である(果実・種子の画像) 。通常は2粒のうち片方の種子が大きくなり、一方は退化して皮状になる(「枝の先端に付く実」とされているが、実際は枝のどの部分にもできる)。1粒の丸い種子が付くものはピーベリーと呼ばれ、同じ樹には、5%以下しか出来ない。通常の物と比べると焙煎後の味が微妙に異なる。
樹高は9〜12mに達するが、厳しい剪定に耐えることから、農園では実の採取に適した3~3.5m程度で管理される。
本格的な栽培は17世紀以降で、栽培種の原産地はアフリカ大陸中部で、エチオピアのアビシニア高原やコンゴ、西アフリカが知られている。
生育には熱帯地方のサバナ気候熱帯モンスーン気候のような雨季乾季、または熱帯雨林気候の山岳地帯など昼夜で寒暖差が大きい気候が適し、多雨も好む。一方、冬霜など強い寒さには弱い。
土壌は有機質に富む肥沃土、火山性土壌を好み、火山帯や高地が適し、特にブラジルのテラローシャは最適とされる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「コーヒーノキ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Coffea 」があります。



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