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ゴジラ×メカゴジラ : ウィキペディア日本語版
ゴジラ×メカゴジラ[ごじらたいめかごじら]

ゴジラ×メカゴジラ』(ゴジラたいメカゴジラ)は、2002年(平成14年)12月14日に公開された日本映画で、「ゴジラシリーズ」の第26作である。GMGと略される。併映は『とっとこハム太郎 ハムハムハムージャ!幻のプリンセス』。キャッチコピーは「砕け散るまで戦え!」「起動・共鳴・氷砕」。興行収入は19億1000万円、観客動員は170万人。
== 概要 ==
第3期ゴジラシリーズ(ミレニアムシリーズ)の第4作。ゴジラは前々作と同様の造形に戻される。本作品では主人公家城茜と3式機龍(メカゴジラ)を中心とした物語となっており、ゴジラの描写は災害のような感情移入の余地がない存在として描かれている。
ゴジラ2000 ミレニアム』後の2作では協力が叶わなかった自衛隊だが、今作と次作『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』では久しぶりとなる全面協力が実現しており、これによって実際の車両や艦艇、基地内部をふんだんに使用したリアリティかつ迫力のある映像が撮影されている。
『ゴジラ2000 ミレニアム』以降の作品に共通する、第1作以外のゴジラ映画とのストーリー上の関連が一切ないという形は変わらないが、本作はゴジラシリーズ以外の『モスラ』(1961年版)や『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』など、他の東宝怪獣映画作品との関連を持っており〔パンフレットの「PRODUCTION NOTES」では『空の大怪獣ラドン』や『大怪獣バラン』との設定のリンクも示唆されている。〕、作中に登場するメーサー殺獣光線車のデザインなどにその設定が現れている。
登場怪獣はゴジラメカゴジラ(3式機龍)
メカゴジラのリニューアルはプロデューサーの富山省吾が2000年頃から構想していた。本作でのメカゴジラは、CGによるスピード感あふれるミサイル攻撃や、高機動形態での俊敏なアクションなど、従来のロボット怪獣のイメージを覆す描写がなされた〔。また作中では「3式機龍」が正式名称であり、「メカゴジラ」の名は開発者の1人である湯原とその娘が愛称として呼ぶのみとなっている。
音楽は大島ミチルの提案により、シリーズ初の海外録音が行われた(演奏はモスクワ・インターナショナル・シンフォニック・オーケストラ)。録音の模様はドキュメントとしてDVDの映像特典に収録されている。また平成のゴジラ映画で初めて、伊福部昭の曲が使用されなかった。
本作は前作と違い、当初から『とっとこハム太郎』との同時上映が決まっており、その影響で上映時間が従来より15分前後短縮されている。また劇中では湯原沙羅とその友人がハムスターを可愛がるという『とっとこハム太郎』を意識したシーンがある。
本作と次作『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』ではタイトルロゴの「ゴジラ」の字体のデザインが変わり、それまで使われていた「角を斜めに切り落とした」スタイルではなくなっている〔ただし本編中では従来のロゴも併せて使用されている。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ゴジラ×メカゴジラ」の詳細全文を読む



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