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『ゴッド・オブ・ウォー』 (God of War) とはソニー・コンピュータエンタテインメントのSCEサンタモニカスタジオが開発したPlayStation 2用3Dアクションアドベンチャーゲームである。アメリカでは2005年3月22日に発売されストーリー・グラフィック・サウンドなどの高い完成度やギリシア神話を題材にした暴力描写が話題となり、一躍 SCE を代表する人気タイトルとなった。 日本では2005年11月17日にカプコンから発売され、その後、カプコレ・BestPrice! と二度にわたって廉価版が発売された。BestPrice! 版には購入特典として『ゴッド・オブ・ウォーII 終焉への序曲』の体験版が店頭配布された。 通常版の発売後、CERO のレーティング制度が改定されたため通常版とカプコレ版以後ではレーティング内容が異なっている。通常版は18歳以上対象だが廉価版では17歳以上対象のD区分となった。 2007年10月25日には続編の『ゴッド・オブ・ウォーII 終焉への序曲』が発売され、シリーズ化された(#シリーズ・派生作品を参照)。 2010年3月18日にはPlayStation 3向けに、本作と『ゴッド・オブ・ウォーII 終焉への序曲』がセットになった『ゴッド・オブ・ウォーコレクション』が発売された。HDリマスターが施され、新たにトロフィー機能に対応している。 2010年3月25日にはPlayStation 3向けに『ゴッド・オブ・ウォーIII』が発売された。 2013年3月14日にはPlayStation 3向けにナンバリング最新作『God of War: Ascension』が発売された。 ==概要== プレイヤーは神の僕・クレイトスとなって様々な謎や怪物が潜む古代ギリシャの世界を冒険する。CS アタックと呼ばれる独自のシステムがあり、戦闘中に画面に表示されるアイコンの指示通りにボタンを押すと怪物の喉に武器を突き立てたりアクロバティックなスタントをこなすなどの激しいアクションが展開される。視点には固定カメラが採用されプレイヤーは視点を自由に動かすことはできないものの、カメラは常にプレイヤーにとって最適な位置になるように自動で動くためプレイヤーは視点を意識することなくゲームを遊べるようになっている。またプレイ中に逐次データを読み込んでいるためロード時間にゲームを遮られることが少ない。ミスをしてゲームオーバーになっても自動で記録される直前のチェックポイントからすぐにやり直しができるのも特徴である。 アメリカでは記録的な売り上げを樹立し :en:Academy of Interactive Arts & Sciences の2005年度のゲーム・オブ・ザ・イヤーに選ばれるなど数多くの賞を受賞したが、日本での知名度は低い。しかしながらハードウェアの限界に挑んだ映像面や画面に収まりきらないほどの巨大な怪物が襲い掛かるボス戦、それまでの洋ゲーに対する定説を覆す小気味の良いゲーム性などがコアなゲーマーの間で評判となり発売以後徐々に日本でも知られるようになった。 『鬼武者』や『デビルメイクライシリーズ』(いずれもカプコン)、『NINJA GAIDEN』シリーズ(テクモ)などの日本のゲームとよく比べられ本作のディレクターであるデイビッド・ジャッフェも ICO (ソニー・コンピュータエンタテインメント)に強い影響を受けたことをインタビューなどの場で語っている〔「秀作ゲーム『God of War』の作者にインタビュー 」 長谷睦・福岡洋一訳、WIRED.jp、2006年3月8日〕。ゲームの他に『インディ・ジョーンズ』からも影響を受けており〔勝田哲也 「Odd vs. God: An Interview with David Jaffe by Lorne Lanning 」 Impress GAME Watch、2006年3月26日〕、ゲーム中に訪れるパンドラの神殿にそれを確認できる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゴッド・オブ・ウォー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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