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ゴドラ星人(ゴドラせいじん)は特撮テレビ番組『ウルトラセブン』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の宇宙人。別名「反重力宇宙人」〔放送当時の少年雑誌では「宇宙魔人」と表記されたこともあった(講談社『少年マガジン』昭和42年42号など)。〕。 ==『ウルトラセブン』に登場するゴドラ星人 == 『ウルトラセブン』第4話「マックス号応答せよ」に登場。 *身長:2 - 52メートル *体重:120キログラム - 4万5000トン *武器:手から放つリング状の光線(通称:ゴドラガン)・捕獲用カプセル・変身能力 *演:水上竜子(人間体) *スーツアクター:西京利彦〔 p.45 〕〔 エピソードガイド第4話。〕 *声の出演:小林恭治 地球征服を目的とする宇宙人。原子力タンカー2隻、海上保安庁の調査船を同じ海域で狙い、船が消失した海域に地球防衛軍の注意を向け、その隙に地球を征服しようと企む。 地球人の女性に変身してモロボシ・ダンを騙し討ちしてウルトラアイを奪い、続いて地球防衛軍の新造艦マックス号を赤色の反重力霧で宇宙へと運ぶ。さらには別の個体が宇宙にマックス号の捜索に来たウルトラホーク2号を奪ってフルハシ隊員に変身して防衛軍基地に潜入。第2動力室の原子炉に爆弾を仕掛け基地を破壊しようとする。設置しているところをダンに見つかるが、逆に彼を捕獲カプセルに閉じ込める。しかし、ダンの機転でカプセルを破壊された上にウルトラアイを奪還され、セブンと戦闘。マックス号から命懸けで脱出したアマギ隊員の助言を聞いて駆けつけたキリヤマ隊長に爆弾を解除され爆破計画は失敗に終わる。ウルトラアイを奪った1体はエメリウム光線で倒される。爆弾を仕掛けたもう1体がダンに化けて、アンヌ隊員を拉致しようとするがセブンに咎められ、アイスラッガーを額に受けて逃走。正体を現して巨大化。セブンに対し劣勢を感じて逃亡を図るが、エメリウム光線で倒される。 基地に仕掛けられた爆弾はセブンによって宇宙に運ばれ、ゴドラ星人の巣窟と化したマックス号爆破に使用される。マックス号に残っていたソガ、フルハシ両隊員、タケナカ参謀はセブンに救出されて生還するが、他の乗員はすでにゴドラ星人に抵抗したために宇宙に放り出され全滅していた。 宇宙で隊員たちに倒される1体、地上で倒される2体、マックス号の通路内で倒される3体、ウェッジ光線で倒される1体と、少なくとも7体が登場するが、スーツは1体のみである。 *名前は、海を舞台にした話であることから、水の都ヴェネツィアのゴンドラにちなんでいる〔ファンタスティックコレクションNo.29『ウルトラセブン 特撮ヒーローのすばらしき世界』(朝日ソノラマ・1983年)〕。 *番組開始時の撮影会で、ウルトラセブン・ウルトラ警備隊隊員・円谷英二、ミクラスと並んでいるショットが撮影され、書籍類で使用されている。 *成田亨によるデザイン画では、両手はハサミではなく、地球人のように五指があるものとして描かれていた。高山良策による着ぐるみも当初はデザイン画と同様に造られており、ハサミは円谷プロによって取り付けられたものである〔『宇宙船』vol.8「高山良策怪獣製作日記」より。〕〔〔。 *未発表作品「宇宙人15+怪獣35」ではバルタン星人や他の宇宙人と手を組んで宇宙連合軍を結成し、蘇生させた怪獣たちを出撃させるもピグモンの提案した怪獣ファイトで暴走した怪獣たちに食い殺されるというシナリオが予定されていた。 *放送当時の出版物ではゴンドラ星人と記述されていることがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゴドラ星人」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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