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ゴミムシダマシ科[ごみむしだましか]
ゴミムシダマシ科 Tenebrionidae は、コウチュウ目に含まれる分類群の一つ。成虫の知名度は高くないが、幼虫であるミールワームは知名度は高く、きわめて多様なものを含んだ大きな群である。 == 概要 == ゴミムシダマシの名は、ゴミムシに似て異なるものの意であるが、実際にはあまり似ていない。ゴミムシ類と似ているのは、あまり外見的に目立ったところのない体型と、地味な黒っぽい体色くらいである。ゴミムシ類は捕食性の強い、素早く走る虫であるのに対して、ゴミムシダマシ類の多くは腐植や菌類などを食べる動きの遅い虫である。 いずれにしても物陰にいることの多い、。 ゴミムシダマシ科に含まれる種は、世界に16000種と言われ、この数はカミキリムシ科やコガネムシ科には及ばないものの、コメツキムシ科やタマムシ科よりかなり多い。ただし分類体系やその範囲には異説が多いようである。知名度の低さから、他から流用された名でない、固有の名を持つのはほとんどキマワリだけである。それ以外はゴミムシダマシに長ったらしい修飾がつくものの他に、さらに別の名前の流用でオサムシダマシ、ゴモクムシダマシ、マグソコガネダマシ、キクイムシモドキ、コクヌストモドキなどが並んでいる。 役に立つものは多くない。ミールワームのように餌として養殖されるもの、コクヌストモドキなどモデル生物として扱われる例はあるが、これらは貯蔵穀物等の害虫でもある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゴミムシダマシ科」の詳細全文を読む
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