|
ゴルナーグラート鉄道()はスイスのツェルマットとゴルナーグラートを結ぶ登山鉄道である。長さは9 kmで、軌間はメーターゲージ(1,000mm、3 フィート 3と8分の3 インチ)である。全線でアプト式ラックレールが敷かれている。ツェルマットの標高は1,604 m、ゴルナーグラートの標高は3,089 mで、標高差は1,485 mに達する。ゴルナーグラートは、アルプス山脈の29の4,000 m峰といくつかの氷河に囲まれており、これらの場所へのハイキング・登山の出発地となっている。晴れた日にはゴルナーグラート駅からマッターホルンやモンテ・ローザ、ブライトホルン、リンカムなどが見える。この辺りは人気のあるスキー場でもある。 この鉄道の建設は1896年に始められ、1898年に夏期のみの営業で開業した。終点まで1年を通して運行するようになったのは1942年になってからである。山頂側ターミナルは2004年にリフォームした。この鉄道は当初から電化されている。路線長は9,339 mで、このうち3,790 mの複線区間がある。この鉄道は典型として2両編成の列車を運行していて、1時間当たり約2400人をツェルマットからゴルナーグラートまで運ぶことができる。この鉄道を所有しているのはBVZホールディングスで、同じくBVZホールディングス所有のマッターホルン・ゴッタルド鉄道と共通運営が行われている。 この線には以下の駅がある。 *ツェルマット駅 *フィンデルバッハ駅 *リッフェルアルプ駅(駅と一緒に5つ星ホテルがある) *リッフェルボーデン駅 *リッフェルベルク駅(駅と一緒に3つ星ホテルがある) *ローテンボーデン駅 *ゴルナーグラート駅(駅と一緒に3つ星ホテルとGornergrat Infrared Telescopeがある) この鉄道の特徴として、動力として三相交流を使用していることが挙げられる。そのため、架線が2本と地上側の線路の組み合わせで電力が供給されている。 == 外部リンク == * Gornergratbahn * Fotos von der Gornergrat Bahn in der BahnGalerie ( www.bahngalerie.de ) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゴルナーグラート鉄道」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|