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ゴングロネラ : ウィキペディア日本語版
ゴングロネラ

ゴングロネラ ''Gongronella'' は、ケカビ目カビの1属。ユミケカビに似て、胞子嚢基部にあるアポフィシスが球形なので、胞子嚢全体ではヒョウタンのような形になる。
== 特徴 ==
主としてタイプ種である ''G. butleri'' について記す〔以下、Hesseltine & Ellis(1964)〕。菌糸体はよく発達するが、コロニーの成長はあまり早くない。匍匐菌糸と仮根を多少とも発達させる。タイプ種では培地上のコロニーは高さ2-4mmになり、淡いオリーブ色になる。胞子嚢柄は基質上の菌糸から出るが、匍匐菌糸の途中からも出る。タイプ種ではその長さは40-156μm、太さ2-6μm。胞子嚢の下に隔壁がある。胞子嚢は球形で小型、胞子嚢壁は崩れるようにして壊れる。柱軸はあるが小さく、その下方にあるアポフィシスは丸く大きく膨らむ。タイプ種では胞子嚢の径が7-32μm、アポフィシスの径が3.3-13μm。、胞子嚢は多数の胞子を含む。接合胞子嚢は球形で径は18-36μm。厚壁で表面に凹凸がある。支持柄は向き合う形で、支持柄からは附属突起などを生じない。知られているものは自家不和合性

File:Gongronella butleri 001.jpg|胞子嚢柄の様子
File:Gongronella butleri 006.JPG|拡大した胞子嚢
File:Gongronella butleri 004.jpg|胞子が落ちた後
中軸とアポフィシスが見える


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ゴングロネラ」の詳細全文を読む



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