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ゴンシャノサウルス
ゴンシャノサウルス(''Gongxianosaurus'')はジュラ紀前期トアルシアンに生息していた基盤的な竜脚類の属である〔)。唯一の種は''Gongxianosaurus shibeiensis''で、中国四川省で発見された4つの部分的もしくは完全な骨格に基づいており、既知の初期竜脚類としては最も完全な骨格である。この骨格は両手と頭部の大部分が失われているが、他の大部分が保存されている〔 。ゴンシャノサウルスは1998年の単報で初めて命名、記載された〔 。しかし、より詳細な記載は現在まで行われていない〔 。タイプ種である''Gongxianosaurus shibeiensis'' は発見地近くの四川省宜賓市珙県(ピンイン:Gǒng Xiàn)石碑(shí bēi)村にちなんでいる〔。 ==記載== ゴンシャノサウルスは体長14 mほどであった〔。細長い前肢は後肢の70-75%に達する長さで、他の竜脚類と同じように四足歩行であったことがうかがえる〔 趾骨は短く、太く、竜脚類にみられる典型的な形状である。 各趾の趾骨の数(phalangeal formula)は内側から順に2-3-4-5-1である。最も外の趾を除いて鉤爪を持っていた〔 。他の竜脚類とは異なり、側腔(椎骨の側面にある深い空洞)は無かった〔;それゆえ、椎骨はかなり重かったようだ。仙骨は後の竜脚類より少ない3つの仙椎が癒合してもので構成されていた〔〔。血道弓は分岐していなかった〔。 竜脚類の重要な特徴の一つに四肢の骨化の減少-つまり骨が軟骨で置換される傾向がある。ゴンシャノサウルスは既知では唯一の骨化した足根骨を持つ竜脚類である。ゆえに、ゴンシャノサウルスが最も基盤的な竜脚類の1つであるか、もしくは他の初期の竜脚類にも骨化した足根骨は存在したが、化石としては断片的過ぎて保存されていないかのいずれかということになる〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゴンシャノサウルス」の詳細全文を読む
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