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ゴンズイ科[ごんずいか]
ゴンズイ科(学名:)は、ナマズ目に所属する魚類の分類群の一つ。ゴンズイ・ミナミゴンズイなど、沿岸あるいは淡水・汽水域で生活する底生性の魚類を中心に10属35種が記載される〔『Fishes of the World Fourth Edition』 pp.179-180〕。 == 分布・生態 == ゴンズイ科の魚類はインド洋および西部太平洋(日本からオーストラリア・フィジーにかけて)の沿岸域に分布する〔。ほとんどが淡水産種であるナマズ目の仲間のうち、本科およびハマギギ科の2科は例外的に多数の海水魚が含まれるグループとなっている〔『The Diversity of Fishes Second Edition』 p.273〕。ゴンズイ科魚類の約半数がオーストラリア・ニューギニア島に分布する淡水魚である一方、残る種はインド太平洋の浅い海に生息する〔。淡水産のゴンズイ類は、一度は海水環境に適応した祖先が、進化の過程で再び淡水域を利用するようになったものと考えられている〔。 本科魚類は水底付近で生活する底生魚で、口ヒゲを使って海底を探索し、主に甲殻類などの底生生物を捕食する〔。ミナミゴンズイ(''Plotosus lineatus'')など一部の種類は、稚魚が濃密な群れを作る習性が知られている〔。海産のゴンズイ類は胸鰭に毒腺と連続した強い棘をもち、体色はよく目立つ警戒色となっていることが多い〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゴンズイ科」の詳細全文を読む
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