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サカ歌[さかうた] サカ歌(サカうた、逆歌)とは奄美群島に伝わる呪詛を込めた歌(呪詞)である。 == 概要 == 旧来、他集落(ヨソジマ)との土地や水源の争いは唄掛け(基本的に8・8・8・6音の詩形の即興での歌の掛け合い)の勝負によって決着がつけられていた。唄の歌詞は相手に呪い事を言っていると気付かれない事を目的としたため、余所の集落の者との唄掛けは歌に自信のある者でなければできなかったといわれる。 徳之島の民俗研究家松山光秀の見解では、「サカ」とはすなわちこの世とは「逆」の世界、あの世を指すのだろうと考えられている。現世では起こりえない不条理や不吉な言葉を歌えばその言霊で人を呪い殺せると信じられていた。厄を振り払うには返歌(ケーシ)に相手の歌を否定したり貶したりする内容を込める。 サカ歌によく使われたのは徳之島節系統の旋律であった。 現在ではサカ歌は伝承される機会を失い、古老たちが死んでいくと共に忘れ去られる危機にある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サカ歌」の詳細全文を読む
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