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『サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-』(サクラノうた さくらのもりのうえをまう)は、枕より2015年10月23日に発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム、およびそれを元にした漫画作品である。萌えゲーアワード2015でユーザー支持賞、10月月間賞を獲得。 == 概要 == 当初は枕のブランドデビュー作として2004年春に発売される予定で〔TECH GIAN 2004年5月号 p.209.〕〔PUSH!! 2004年4月号 p.32.〕、タイトルは『サクラノ詩 -The tear flows because of tenderness.-』だった。2008年9月発売の『しゅぷれ〜むキャンディ 〜王道には王道たる理由があるんです!〜』の予約特典として、本作品の第1章部分が収録された『サクラノ詩 第一章 〜春ノ雪〜』が配布された。この『春の雪』は「TECH GIAN」2014年6月号の付録DVD-ROMにも収録された。だが製品版とは、キャラクターの設定などが大幅に異なっている点があり、グラフィックも製品版では描き直されている〔TECH GIAN 2014年6月号 p.12. p.62〕。この『春ノ雪』と、現在枕公式サイトで公開されている体験版は別物で、後者は製品版を元にしている。 ブランド代表のすかぢによれば、もともと枕は「すかぢに書けないものを作る」コンセプトでケロQから分離して立ち上げたブランドで、ブランドデビュー作の本作品も普通の日常や学園を描いたものにする予定だった〔。しかしライターから上がってきたシナリオが“鬱ゲー”の方向へ行ってしまったため、いったん企画を白紙化し、同時進行していた『H2O -FOOTPRINTS IN THE SAND-』が先に発売された〔。その後すかぢ自身がシナリオを執筆する形で、本作品の企画が再始動した〔。 『素晴らしき日々 〜不連続存在〜』(ケロQ、2010年3月26日発売)では世界と自己の関係を独我論的に解決したが、その後に出てくる「他人」を扱う他者論が本作品のテーマで、「絵画」を重要なモチーフとして取り上げ、「絵は何のために描かれるのか」という問いを描いている〔。 作中では、エドゥアール・マネ、フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・ゴーギャンなど実在した画家の名や作風、時にはその人生などが語られてストーリーと関連づけられているほか、オープニングムービーでも引用されている宮沢賢治、中原中也、エミリー・ディキンソン、オスカー・ワイルドなどの詩や小説も、本作のテーマとして取り上げられている。 なおすかぢは、次回作として『サクラノ刻』を構想中と発表している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サクラノ詩」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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