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ササゲ(大角豆、学名:、)はササゲ属の一年草。つる性の種類とつるなしの種類とがある。アフリカ原産。主に旧世界の温暖な地方で栽培される。樹木の形状は低木であり、直立ないし匍匐する。枝を張ったり、からみついたりと、成育の特性は多彩。 == 特徴 == 語源は、莢が上を向いてつき物をささげる手つきに似ているからという説、莢を牙に見立てて「細々牙」と言ったという説、豆の端が少々角張っていることからついたという説など諸説ある。 藤色、紫、ピンクなど様々な色の花をつける。花の形は蝶形花である。 穀物用種は、さやが10-30 cmで固く、豆は1 cm程度の腎臓形で、白・黒・赤褐色・紫色など様々な色の斑紋をもつ。白い豆には一部に色素が集中して黒い目のような姿になるため、ブラック・アイ・ピー(黒い目を持つ豆)と呼ばれる。つる性種は草丈が2-4mになるのにたいし、つるなし種の草丈は30-40 cm。ナガササゲと呼ばれる品種は100 cmに達する。耐寒性は低いが、反面暑さには非常に強い。 ササゲの子実は、カメムシ類によって食害される。他方で、莢の柄の基部付近には蜜が出る場所があり、この花外蜜腺はアリを呼び寄せる。そのうち大型のクロヤマアリが近くにいるカメムシを攻撃し、結果としてカメムシを追い払ってササゲの実を守ることが確かめられている〔小さなアミメアリでは追い払う行動が観察されず、他の種のアリには研究が及んでいない。小澤朗人「ササゲの花外蜜腺に集まるアリはカメムシから莢果を守れるか?」、『関西病虫害研究会報』第54号、41-45ページ、2012年。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ササゲ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cowpea 」があります。 スポンサード リンク
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