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サットル サットル(þáttr、サーットルとも。複数形: þættir セーッティル。一般に話と訳される)とは、13世紀から14世紀の間にアイスランドで書かれた短い散文のことである。サットルは単体の物語を指すこともあれば、他のサガの断片を指すこともある〔『スカルド詩人のサガ』162頁(初期アイスランド文学概説)。〕。 == 代表的なサットル ==
* 『セルリの話』 - 『ソルリの話』『ヘジンとヘグニのサガ』とも。『フラート島本』の『オーラブ・トリグヴァソンのサガ』 (Óláfs saga Tryggvasonar) の一節。「ヒャズニングの戦い」(Hjaðningavíg、ヘジンとヘグニの争い)を描く。 * 『ノルナゲストの話』 - 『フラート島本』の『オーラヴ・トリグヴァソンのサガ』の一節。 * 『ヴェルシの話』 - ヴェルシとは種馬の性器のこと(Völse blótを参照)。『フラート島本』の『聖オーラヴのサガ』の一節。 * 『棒打たれのソルステインの話』 (Þorsteins þáttr stangarhöggs) * 『ソルステイン・ベーヤルマグンの話』(Þorsteins þáttr bæjarmagns) - 主人公ソルステインがトールの戦跡を辿るという物語。bæjarmagn ベーヤルマグンとは「家の主、家に強い」という意味の渾名で、ノルウェーには彼がこじ開けられない扉がほとんど無い、というほどの力持ちであったことに由来する。 * 『スウェーデンの戦士スティルビョルンの話』 (Styrbjarnar þáttr Svíakappa) * 『愚かなロイの話』 (Hróa þáttr heimska)
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サットル」の詳細全文を読む
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