|
サルマタイ（ギリシア語：Sarmatai、ラテン語：Sarmatae、英語：Sarmatians）は、紀元前4世紀から紀元後4世紀にかけて、ウラル南部から黒海北岸にかけて活動したイラン系遊牧民集団。紀元前7世紀末からウラル南部にいたサウロマタイに紀元前4世紀頃東方から移動してきた遊牧民が加わって形成されたとされる〔『中央ユーラシアを知る事典』p.219.〕。サルマタイはギリシア語であり、ラテン語ではサルマタエとなる。また、彼らのいた黒海北岸地域をその名にちなんでサルマティアと呼ぶため、サルマティア人とも呼ばれる。 == 構成部族 == ストラボン（紀元前65年 - 25年）によると、サルマタイは以下の部族に分かれていたという。 * イアジゲス（イアジュゲス、ヤズィゲス）・・・ドナウ川とドニェプル川との間の地域 * ロクソラニ（ロクソラノイ）・・・ドニェプル川とドン川との間の地域 * アオルシ（アオルソイ）・・・ドン川の東方地域 * シラキ（シラケス）・・・ドン川の東方地域 また、後の時代にはアラン人もこれに加えられる。 〔護・岡田編 1990, p.57.〕〔『中央ユーラシアを知る事典』p.219.〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「サルマタイ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sarmatians 」があります。 スポンサード リンク
|