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サンダーバード7号(サンダーバードななごう)は1960年代に人気を博したイギリスのSF人形劇『サンダーバード』の登場メカという設定で制作された、日本オリジナルのプラモデル製品。実際の映像作品には登場しない。 当時『サンダーバード』の版権を得て登場メカなどのプラモデル製品を販売していた今井科学は、1960年代末に深刻な経営難に陥るも何とか持ち直したが、更なるテコ入れのために知名度もあり人気のあった商品シリーズ、主にアニメなどのキャラクター物の拡充と再発売策を挙げ、その中でもSFファンに根強い人気のあった『サンダーバード』のオリジナル製品を制作することになった。 1972年に発売された「サンダーバード7号」はキャタピラ走行の小型輸送装甲車で、カーゴベイにはミサイルなどの攻撃兵器も積めるよう設定されていた(これは『サンダーバード』=「国際救助隊」という作品観からはいささか外れている)。デザインはTVシリーズ『サンダーバード』の制作会社であるAPフィルムズの発展新会社、センチュリー21プロダクション(トゥー・ワンと発音。21st=21世紀ではないので注意が必要)が出版していたSF絵本の中に出てくる、ミサイルを装備した宇宙探検車が元になったとされている。 製品には電池で稼動する有線操縦のリモコンシステムも組み込まれていた。地味なデザインと本流ではない存在であること、かつ価格も決して安価ではなかったことなどから、売り上げも知名度もそれほど上がらずに販売は終了した。 == 参考文献 == * 伊藤秀明 『サンダーバードプラモ&玩具博物館』 (ラポート、1999年) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サンダーバード7号」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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