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『サンダーバード』(''Thunderbirds are Go'')は、1966年にイギリスで製作された人形劇特撮映画作品。TVシリーズ『サンダーバード』の劇場映画化作品第1作。 DVDのパッケージでは、英語のロゴタイトルとともに日本語で『サンダーバード 劇場版』と記載されている。 == 概要 == === 製作の経緯 === テレビシリーズ『サンダーバード』のイギリス国内での大ヒットを受け、製作者のジェリー・アンダーソンは劇場用映画を企画し、配給会社ITCの総帥ルー・グレイドの了承を得て、1966年3月から製作を開始した。ジェリーは当初、監督に『ウエスタン・マリオネット 魔法のけん銃』以来、演出部門の中心人物であったアラン・パティロを考えていたが、人形劇の演出に飽きていたパティロが断ったため、テレビ版で多くの監督を務めたデヴィッド・レインを起用することになった。テレビではノーマルだった画面アスペクト比が、映画ではワイドスクリーンとなるため、レインはさまざまな工夫を凝らしながら撮影を続けていった。特撮は、テレビ版でも活躍したデレク・メディングスが担当した〔ジェリー・アンダーソン、サイモン・アーチャー、マーカス・ハーン『サンダーバードを作った男 ジェリー・アンダーソン自伝』アーカス・吏津子訳、洋泉社、2003年(ISBN 9784896917246)〕〔シルヴィア・アンダーソン 『メイキング・オブ・サンダーバード』奥田祐二訳、白夜書房、1992年(ISBN 9784893672612)〕。 これまでアンダーソンの人形劇では、主要キャラクターの人形が実在の人物に似せて作られることがあった〔例えばスコット・トレーシーはショーン・コネリー、ペネロープはシルヴィア・アンダーソンがモデルとなっている。〕が、この映画では実在の人物そのものの人形が作られた。アンダーソンがルー・グレイドの別荘があるポルトガルに滞在していたとき、近くにミュージシャンのクリフ・リチャードが住んでいた。これが縁で映画の中にクリフ・リチャード・Jr. (未来の設定のためJr.が付いている)とバックバンドのシャドウズの人形が登場し、クリフが唄う『シューティング・スター』とインストルメンタルの『レディ・ペネロープ』の2曲が使われることになったのである〔〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サンダーバード 劇場版」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Thunderbirds Are Go 」があります。 スポンサード リンク
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