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サン・シール陸軍士官学校(''École Spéciale Militaire de Saint-Cyr'')は、フランスの主要な軍学校の一つであり、日本では士官学校として紹介される。通称はサン・シールであり、ここに通う士官候補生はサン・シーリャン、シラーズなどと呼ばれる。フランス、ブルターニュ地域圏モルビアン県のGuer Coëtquidanに位置する〔http://www.st-cyr.terre.defense.gouv.fr/〕〔http://www.norwich.edu/stcyr/cadets.html〕。 サン・シールへ士官候補生として入学できる学生は、21才前後で、軍民の大学で優秀な成績を修め、学士号を既に持つ者だけである。3年間のサン・シールでの学習は、近年では緩和され、ヨーロッパ単位互換システム(''European Credit Transfer System''、ECTS)に統合された、民間学習プログラムで使われている単位システムを利用している。ゆえに、すべての士官候補生は修士号を取得して、正式に士官として任官していく〔〔。 サン・シール陸軍士官学校は、1803年にナポレオン・ボナパルトによって、パリに近いフォンテーヌブローに設立された学校である。その後何度か移転を経た後、1808年に最終的にパリ西方のサン=シール=レコールに移転し、戦後現在の場所に移った。現在の学長はNicholas de Lardemelle少将〔〔。 == モットー == ナポレオンによる最初のモットーは彼ら勝つために学ぶ(''Ils s'instruisent pour vaincre'')である。 その後、ルイ18世の復古王政期には、彼ら祖国を守るために学ぶ(''Ils s'instruisent pour la Défense de la Patrie'')がモットーとなった。しかし、1848年から1870年までのルイ・ナポレオンが国家元首となった第二共和政、第二帝政期では、ナポレオンのものが再び使われた。 さらに、次に名誉と国家(''Honneur et Patrie'')が1918年まで使われた。そして、その後はナポレオンのものが再度使用されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サン・シール陸軍士官学校」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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