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サントロペ (Saint-Tropez) は、フランス南部PACA ヴァール県にあるリゾート地。20世紀初頭までは小さな漁村だったサントロペは1950年代フランスを代表するアーティストたちが好んで夏を過すようになり、コート・ダジュールのリゾート地として世界に名を馳せることとなる。 == 歴史 == 伝説では、サントロペは聖トロペ(St. Tropes)という殉教者にちなんで名づけられたという。信仰を捨てなかった聖トロペは断首刑となり、その遺体はボートに投げ入れられ、そのボートが辿り着いたのが現在のサントロペの浅瀬だと言われている。 1892年、ポール・シニヤックが『ロランピア号』に乗り、漁師たちが働くサントロペ港に錨(いかり)を降ろす。その後、住居を購入し、アトリエを構えたシニヤックの下へ多数の画家が訪れるようになる。 1920年代には、サントロペ出身の女姓と結婚したパリの劇場経営者Léon VOlTERRAが、海の見える高台にある城に著名なアーティストたち(アルレティー、ジャン・コクトーら)を招いたことから、上流社会に人気のあるリゾート地となった。 1964年より1982年まで、ジャン・ジロー監督、ルイ・ド・フュネス主演による『ルイ・ド・フュネスのサントロペシリーズ』という映画シリーズ全6作が作られた。サントロペに赴任する憲兵たちが主役で、原題では『サントロペの憲兵 Le Gendarme de Saint-Tropez』シリーズという。 1971年発売のピンク・フロイドのアルバム「おせっかい」に「サン・トロペ」という曲が収録されている。ちなみに同バンドはその前年8月にこの地でコンサートを行った。 1979年にテレックスは『Looking for St. Tropez』というアルバムを出している。 1980年代に邦題「恋のサントロペ」の映画が日本でも公開されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サントロペ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Saint-Tropez 」があります。 スポンサード リンク
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