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サン=フェリペ号事件[さん=ふぇりぺごうじけん] サン=フェリペ号事件(サン=フェリペごうじけん)は、文禄5年(1596年)に起こった日本の土佐国でのスペインのガレオン船、サン=フェリペ号が漂着、その乗組員の発言が大問題となった事件〔日本大百科全書『サン・フェリペ号事件』文責松田毅一。〕。豊臣秀吉の唯一のキリスト教徒への直接的迫害(日本二十六聖人殉教)のきっかけとなったとされる。 == 資料 == 本事件について記した日本側資料は多いが、一次資料としては『長宗我部元親記』(1632年)、『土佐物語』、『甫庵太閤記』、『天正事録』などがあげられる。 スペイン側の資料については、サン=フェリペ号船長マティアス・デ・ランデーチョの当初の航海日誌は日本で没収されたため現存しないが、後にランデーチョが『サン=フェリペ号遭難報告書』を記し、現在、セビリアのインディアス古文書館に残されている。ほか、フィリピン総督府記録はじめ、宣教師による記録など、多数存在する。日欧関係史の研究者、松田毅一の『秀吉の南蛮外交』(新人物往来社、昭和47年、のち文庫化)を参照。
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