|
サン・マルコ広場(サン・マルコ ひろば、イタリア語:Piazza San Marco)はヴェネツィアの中心的な広場で、回廊のある建物に囲まれ、ドゥカーレ宮殿やサン・マルコ寺院などがある。ヴェネツィアの広場は方言でカンポ(campo)と呼ばれるが、サン・マルコ広場は別格であり、ピアッツァ(piazza)と呼ばれる。世界で最も美しい広場とも言われており、観光名所のほか、海からの玄関口でもある。 サン・マルコは、ヴェネツィアの守護聖人である福音記者マルコに、由来する。サン・マルコ寺院の聖堂の正面部分は柱廊に囲まれた台形になっていて、実際より奥行きがあるようにみえる。この台形広場(piazza)に、海に面したサン・マルコ小広場(Piazetta San Marco)が続いており、全体としてL字型になっている。小広場にはカナル・グランデに面して2本の円柱があり、それぞれ頂上には聖マルコを象徴する「」像と、「」像がある〔慶応大学 加藤万里子, 守護聖人 (Patron Saint):イタリア研究滞在記 http://user.keio.ac.jp/~mariko/educ/essay/0711.patron.saint.html〕。中世にはこの柱の間に死刑執行台を設置したため、ヴェネツィアっ子は柱の間を通り抜けないという。 == 広場に面する建物など == ;ドゥカーレ宮殿 - Plazzo Ducale : 総督邸兼政庁。ため息橋で水路を隔てた牢獄と繋がっている。 ;サン・マルコ寺院 - Basilica di San Marco : 11世紀に建てられたビザンティン建築(総督邸の礼拝堂が起源) ;鐘楼 - Campanile di San Marco : 高さ約100m ;旧行政館 - Procuratie Vecchie : サン・マルコ寺院から見て右手。回廊が続く3階建の建物 ;ムーア人の時計塔 - Torre del'Orologio : 旧行政館側にある。リアルト橋方面への出口の目印 ;新行政館 - Procuratie Nuove : サン・マルコ寺院から見て左手の建物。 ;カッフェ・フローリアン - Caffè Florian : 18世紀に創業。新行政館の1階にある。 ;サン・マルコ図書館(サンソヴィニアーナ図書館) - Libreria Sasoviniana : 建築家サンソヴィーノによるルネサンス建築(1536-1553年) ;造幣局 - Zecca : サンソヴィーノによるルネサンス建築 ;ナポレオン翼 - Ala Napoleonica : サン・マルコ寺院に対面する建物。ナポレオンが舞踏会などの会場として建てさせたため、この名がある。 ;コッレール美術館 - Museo Civico Correr : ナポレオン翼に入り口 ;考古学博物館 - Museo Archeologico ;リソルジメント博物館 ;レオーニ小広場 - Piazetta dei Leoni : サン・マルコ寺院の左手(北側) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サン・マルコ広場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|