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サン=ホセ=モゴテ
サン=ホセ=モゴテ(San José Mogote)は、メキシコ、オアハカ州、逆Yの字を呈するオアハカ盆地の北側エトラ(Etla)河谷、アトヤック(Atoyac)川右岸にある先古典期前期末から中期の祭祀センターである。モンテ=アルバンが建設されるまでは、オアハカ盆地最大の勢力であった。サン=ホセ=モゴテは、少なくとも4つの居住区に区分されると考えられているが、そのうちAからC区については部分的に発掘調査が行われている。
==サン=ホセ=モゴテの建設とメソアメリカ最古級の公共建造物の出現== サン=ホセ=モゴテが建設されはじめたのは、1600B.C.~1400B.C.の間の時期と推察される。ティエラ=ラルガス相(Tierra Largas;1400B.C.~1150B.C.)の時期に7.8haほどの集落に成長し、オアハカ盆地の他の集落に比して5~8倍の規模であったと考えられる。この頃、メソアメリカでは最古の部類に属する公共建造物が築かれるようになった。それは、保存の最もよい6号建造物を例に取ると5.5m×4.5mほどの長方形を呈し、基礎は破砕された岩でがっちりと固められ、建物の内側には漆喰で塗り固めた壁と床面があり、南側には、祭壇とも考えられる基壇がある。中央部には、石灰の粉がつまった孔があり、これはオアハカ地方の民俗例からタバコを使用した儀礼となんらかの関係があると考えられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サン=ホセ=モゴテ」の詳細全文を読む
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