翻訳と辞書
Words near each other
・ サーニア
・ サーニア (オンタリオ州)
・ サーニッチ語
・ サーニャ・V・リトヴャク
・ サーニャ・スタロビッチ
・ サーニャ・トマセビッチ
・ サーニャ・ポポビッチ
・ サーニャ・マラグルスキ
・ サーニャ・リチャーズ
・ サーニャ・リチャーズ=ロス
サーニヤー・ミルザー
・ サーニー・ビン・ジャーシム・スタジアム
・ サーニー家
・ サーハリー
・ サーハン・サーハン
・ サーハン・ベシャラ・サーハン
・ サーハーキュリーズ
・ サーハーキュレス
・ サーハー航空
・ サーバ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

サーニヤー・ミルザー : ウィキペディア日本語版
サニア・ミルザ

サニア・ミルザSania Mirza, ثانیہ مرزا, , 1986年11月15日 - )は、インドムンバイ出身の女子プロテニス選手。2009年全豪オープン2012年全仏オープン2014年全米オープンの混合ダブルス優勝者。これまでにWTAツアーでシングルス1勝、ダブルス32勝を挙げる。自己最高ランキングはシングルス27位、ダブルス1位。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。(日本語では、英語表記を単純にカタカナ読みした「サニア・ミルザ」という呼び方が最も普及しているが、現地語表記での長短母音の区別などを考慮した場合“サーニヤー・ミルザー”の読みが近くなる。)
== 来歴 ==
ミルザはインドのイスラム教徒(ムスリム)の家に生まれ、6歳からテニスを始めた。2003年にプロ転向。2004年末の時点で、彼女のシングルス世界ランキングは206位であった。2005年2月、故国インド・ハイデラバード大会の決勝でアリョーナ・ボンダレンコウクライナ)を 6-4, 5-7, 6-3 で破り、インド人女性として最初のWTAツアー大会シングルス優勝を達成する。半年後の全米オープンで、ミルザはマリア・シャラポワとの4回戦まで進出した。現時点では、これが彼女の4大大会シングルス自己最高記録である。その後来日し、ジャパン・オープンでベスト4に入った。
その後の彼女は、シングルスよりもダブルスの分野で多くの好成績を出してきた。4大大会女子ダブルスの分野ではベサニー・マテックアメリカ)と組んで、2007年全米オープン2008年ウィンブルドンの女子ダブルス準々決勝に進出した。2008年北京五輪でオリンピックのインド代表選手に選ばれたが、シングルス1回戦・ダブルス2回戦敗退に終わる。2009年全豪オープン混合ダブルス部門で、サニア・ミルザはマヘシュ・ブパシとペアを組み、2007年全仏オープン混合ダブルスの優勝経験を持つアンディ・ラムイスラエル)&ナタリー・ドシーフランス)組を 6-3, 6-1 で破って初優勝を決めた。これはインド人女性による最初のグランドスラム・タイトルである。ミルザとブパシは前年の全豪オープン混合ダブルスで、ネナド・ジモニッチセルビア)&孫甜甜中国)組に敗れて準優勝になったが、2年連続の全豪混合ダブルス決勝でついにタイトルを手中に収めた。
2011年全仏オープンでミルザはエレーナ・ベスニナロシア)と組み初の4大大会女子ダブルスの決勝に進出した。決勝ではアンドレア・フラバーチコバ&ルーシー・ハラデツカ組(ともにチェコ)に 4–6, 3–6 で敗れ準優勝となった。2012年全仏オープンでは混合ダブルスでマヘシュ・ブパシと組み決勝に進出。決勝ではサンティアゴ・ゴンサレスメキシコ)&クラウディア・ヤンス=イグナシクポーランド)組を 7–6(3), 6–1 で破り2度目の4大大会混合ダブルスタイトルを獲得した。
2013年からミルザはダブルスに専念している。2014年全米オープンではブルーノ・ソアレスとの混合ダブルスで決勝に進出し、アビゲイル・スピアーズ&サンティアゴ・ゴンサレス組を 6–1, 2–6, で破り4大大会混合ダブルス3勝目を挙げている。
2015年はマルチナ・ヒンギスとのペアでウィンブルドン全米オープンなど10勝を挙げダブルス世界ランキング1位になった。
ミルザはそのルックスと実力から、インドの国民的なアイドルとなり、そのファンはマスコミから“サニア・マニア”と呼ばれている。そのファッションや発言も人気があり、アクセサリーの鼻輪がチャームポイントで、メッセージを表現したTシャツを着ることでも知られている。彼女は2005年度のタイム誌の「アジアのヒーローベスト50」に選ばれた。しかし、地元インドのイスラム法学者が、彼女のテニスウェア姿を「イスラム教徒らしくない、はしたない格好」だと非難し、それに関するファトワーを出したことで一時期騒がれた。2010年、ミルザはパキスタンのクリケット選手と結婚した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「サニア・ミルザ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sania Mirza 」があります。



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.