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サーニー家(آل ثاني Āl-Thānī)は、現在のカタールの首長の王族。マアーディード族(المعاضيد al-Ma'ādīd)に属する。 カタールは1766年にクウェートから移住してきたハリーファ家が支配し、さらにペルシャからバーレーン島を奪うとハリーファ家が支配するバーレーンの統治下にあった。サーニー家はカタール土着の豪族で、19世紀前半に度々反旗を翻すが1840年に1度鎮圧される〔。その後も抗争は続き、 19世紀中頃よりイギリスと提携し、イギリスの保護領の形でカタール支配を確立した。現在は独立国カタールをサーニー家の世襲による首長制(絶対君主制の一種)で治めている。 首長以外の一族の影響力も強く、2002年の内閣閣僚の6割はサーニー家が占めていた〔が、2013年6月にタミームが首長となり新たに任命した20人の閣僚の内、サーニー家は首相を含め3人であった。 また、サーニー家以外では、アティーヤ家(Attiyah)がカタールの有力家族であり〔、現在の外務大臣ハーリド・ビン・ムハンマド・アル=アティーヤや現国防大臣のハマド・ビン・アリー・アル=アティーヤがいる。また、アブドゥッラー・ビン・ハマド・アル=アティーヤが国副首相兼エネルギー・工業大臣として2007年11月に来日している〔http://www.mofa.go.jp/MOFAJ/area/quatar/visit/0711.html - 外務省〕。 ==名前について== アール=サーニー家の一族の名前の始めには、よく「H.H.」(HH)が使われる。これは英語"His(Her) Highness"の略であり、王族に対する称号である。現在のカタールの場合は首長一家全員に与えられる〔KiB) ">「アラブ人名の由来と正しい呼び方」(PDF 204KiB) - 日本貿易振興機構リヤド事務所編〕(アラブ各国で事情が異なるので注意)。 「H.E.」は"His/Her Excellency"を意味し、現在のカタールでは政府機関の長などに与えられる称号である。ただし、H.H.の称号が許されている者はH.H.が優先される〔。 「Shaikh」(シェイク、男性)、「Shaikha」(シャイハまたはシェイカ、女性)は「長」を意味する称号で、現在のカタールでは首長一族全員に与えられる〔。 「bin」は「誰々の息子」を意味する接続詞で、「本人・ビン・父・ビン・祖父」のように使われる〔。「bint」は「誰々の娘」を意味する。 「Amir」は首長を意味する称号である〔。 サーニー家(アール=サーニー)の主な人物の一覧は、下記の通りである。本記事では男子に関しては、名前のうち本人の名と父の名(「本人・ビン・父」)のみを記す。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サーニー家」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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