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サーブ・92
サーブ・92はスウェーデンの航空機メーカー・サーブの自動車部門(現サーブ・オートモービル)が1949年から1956年まで製造した、同社最初の市販乗用車である。2サイクルエンジン・前輪駆動方式、そしてシクステン・セゾンによる、航空機設計技術を駆使した極めて空力的な車体デザインを特徴とした。〔空気抵抗係数は0.30に過ぎず、2000年代の平均的な乗用車並みかそれ以下であった。〕 92の基本設計はその後も発展型の93・96へと受け継がれ、96が生産中止となる1980年まで続いた。 == 概要 == エンジンはDKWに範を取った水冷2サイクル2気筒764ccで、横置きにレイアウトされて25馬力を発揮、車体の空力特性にも助けられ最高速度は105km/hに達した。アクセルOFF時のエンジンオイル燃焼・潤滑不足に対処するためフリーホイール機構が備わっていた。マニュアルトランスミッションは3速で、ローギアはノンシンクロであった。サスペンションはトーションバー式の四輪独立懸架が採用された。 初期の92は全て濃いグリーンに塗られていたが、これは第二次世界大戦向けに生産した戦闘機用の塗料が余っていたためであったと言われている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サーブ・92」の詳細全文を読む
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