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サーブ・96 : ウィキペディア日本語版
サーブ・96

サーブ・96スウェーデンの航空機メーカー・サーブの自動車部門(現サーブ・オートモービル)が1960年から1980年まで製造した乗用車である。サーブ・93の改良型としてその主要設計を踏襲して登場、モデルライフ途中でエンジンを4ストローク化し、年々厳しさを増す安全・公害規制をたび重なる改良でクリアしつつ、後継車となるはずであったサーブ・99の登場後も生産は継続され、結局1980年まで20年間にわたって存続し、世界中にサーブというブランドとその強烈な個性を印象付けた。
== 概要 ==
96になって最も大きく変更されたのは前輪サスペンションで、トーションバーからダブルウイッシュボーン・コイルに改められた。ブレーキも当初は四輪ドラムブレーキであったが、途中から前輪にはディスクブレーキが採用された。当初のエンジンは2サイクル3気筒750ccで、38馬力を発揮した。マニュアルトランスミッションは92以来の3速で、ローギアがノンシンクロの3速コラムシフトであったが、フルシンクロ4速がオプション設定され、やがて標準となった。シフト位置は最後までコラムで、フリーホイール機構も存続した。
シクステン・セゾンのデザインによるボディは後半が変更され、トランクスペースとリアウインドウが拡大されていた。
ワゴン版は引き続き95というモデル名のまま、96に準じた改良を受けつつ並行生産された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「サーブ・96」の詳細全文を読む



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