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ザクスピード・881
ザクスピード・881 (Zakspeed 881) は、ザクスピードがのF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カー。デザイナーはクリス・マーフィーとハインツ・ツェルナー。チームが独自に開発した直列4気筒ターボエンジン、1500/4を搭載した。ドライバーはピエルカルロ・ギンザーニと、ドイツ人ルーキーのベルント・シュナイダーであった。 ==開発== 881は前年の871の発展型であり、ターボエンジンの最後の年のマシンであった。ドライバーはマーティン・ブランドルとクリスチャン・ダナーに代わってギンザーニとシュナイダーが起用されたが、両名ともシーズンを通して自然吸気エンジン搭載車と予選通過を争った。その顕著な例はシルバーストーンで開催されたイギリスグランプリであった。ターボ搭載車両に有利な高速サーキットであったにも関わらず、ギンザーニとシュナイダーは共に予選落ちした。ザクスピードは予選通過できなかった唯一のターボ車であった。881はまた信頼性に欠け、エンジンもしくはターボのどちらかがブローすることが頻繁であった。ザクスピードのドライバーは両名ともポイント獲得できず、は予備予選に出場しなければならなくなった。 881はザクスピードが自社製エンジンを搭載した最後のF1マシンであり、そのエンジンはを発揮した。これは当時最もパワフルなエンジンの一つで、ホンダやフェラーリのV6エンジンとは10馬力ほど劣るだけで、アロウズが用いるメガトロンエンジンとほぼ同様の出力であった。ホンダエンジンを搭載したマクラーレンは15勝を挙げポールポジション15回を記録し、この他にポールポジションと勝利を獲得したのはフェラーリエンジンであった。ギンザーニは7回予選落ちし、シュナイダーは10回であった。881にとってネックとなったのは重量であった。881の車重はあり、これはマクラーレン・MP4/4、フェラーリ・F187/88C、およびホンダエンジンを搭載したロータス・100Tより約重かった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ザクスピード・881」の詳細全文を読む
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