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ザクセン州()は、ドイツに16ある連邦州の1つである。1990年のドイツ再統一により加盟した5つの新連邦州の1つ。正式名称は「ザクセン自由州」。州都はドレスデン。 中世の初期には、ザクセンというと現在のニーダーザクセン州、ノルトライン=ヴェストファーレン州を合わせた地域を指していた。 250~500年頃に現在のシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州からこの地域にザクセン人が移住定着し、ザクセン公国の時代に領土を拡大した。その後、ザクセン王国、ドイツ帝国、ヴァイマル共和国、東ドイツなどの歴史を経てきており、ザクセン王国時代に現在の地域になった。 == 地理 == ザクセン州はドイツの東の端にあり、南はチェコ、東はポーランドと接している。また北はブランデンブルク州、ザクセン=アンハルト州、北西から西にかけてテューリンゲン州、西はバイエルン州と接している。州都はドレスデンであり、その他ではライプツィヒ、ケムニッツ、ツヴィッカウなどが主な都市である。東ドイツの社会主義政権が崩壊した1989年以来、州の人口は減少の一途をたどっており、主に旧西ドイツ方面への流出が激しい。 州の南東から北西にかけてエルベ川が流れており、この周囲が州の中心となっている。ほかにエルベ川の西を流れるムルデ川と、ポーランドの国境線になっているナイセ川が主な川である。 ザクセン州の南西部は歴史的には、ラウジッツまたはオーバーラウジッツと呼ばれ、少数民族であるソルブ人の居住地域となっている。 北から南にかけて全体が田園地帯であり、南部は次第に標高が上がりチェコとの境界付近は山岳地帯である。また、バイエルン州からエルベ川付近まではエルツ山地となっている。エルベ川が山を削った渓谷は雄大な景色をつくり、エルベ川砂岩地域として有名である。州の東に行くほど山は低くなり、それらはラウジッツ山地と呼ばれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ザクセン州」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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